2005年　5月　6月

6月18日（土）＜26日目＞　現在地⇒北海道島牧村「島牧海水浴場」

　あ〜もうっ！

　　05時15分起床。雨が降ったらしく自転車が濡れてしまった。レインカバーを掛けておいたので荷物は濡
　れずにすんだけど、やっぱり出来る限り屋根の下に置いておかなくては。
　　それにしても寒い！寒すぎる！！気温12℃、震えてるんですけど…。な〜んにもやる気はおきないけ
　どお腹は空く。とりあえずご飯にしようか。
　　昨日温泉で会ったおばちゃんが「今年は天候悪いから…」って言っていたけど頼むから冷夏だけには
　ならないで欲しい。冷夏の北海道なんて絶対に嫌だ、考えただけで寒すぎる…。

　　08時30分に出発するも、少し雨が当たってきた。すぐにやんだけど一応レインカバーを掛けて走る。リ
　アにはソーラー充電器が置いてあるから濡らせないのだ。
　　雨が止んだからカバーを外したけど09時40分頃からまた雨が降ってきて今度は少し強い。
　　「なんで〜、今日は晴れのはずじゃなかったの？」天気予報なんていい加減なもんだ。
　　パンを食べながら休憩して、フルにカバーを掛け、合羽まで着込んで走り出したものの出発したとたん
　に雨は上がり、太陽まで顔を出してきた。クソッ、最低だ！しかし合羽を着ているとメッチャ暑い…。今で
　さえ暑いんだから、これから雨の日はいったいどうすればいいというのだ？

　　それから海抜290ｍの日本一高い場所にある灯台、「茂津多（もった）灯台を目指した。目指したはいい
　けどものすごい坂だ。最大斜度15.5%！！もう自転車を押すことさえままならない。1.5ｋｍほど登ったらダ
　−トに変わり、さらに「熊に注意」…や〜めたっと（笑）。根性無しと言わないで下さい。走行できるならま
　だしも、全く人が通らない山道のダートを自転車押して歩く怖さといったらもう…。北海道は普通にヒグマ
　が出る。ツキノワグマでさえ怖いのにヒグマなんていったら本当に死ぬぞ。
　　帰りは熊よけのベルを鳴らしながら帰った…。
　　15.5%って…。ふくろうはどっか向いてるし。面と向かっていえない
　ほどの坂なのね…。

　　そこから海岸線は長いトンネルをいくつも通る。トンネルを走るのは怖いけどこれのおかげで峠がない
　んだよなぁ。感謝しなくちゃいけないんだ。
　　でも今日はあんまり漕ぐ気がないなぁ。ペダルが重すぎる。へばってトンネルの入り口付近の日陰で昼
　食を食べる。食べて少しは元気がでたけどやっぱりつらい。

　　次の目的地は道の駅「よってけ！島牧」。寄っていってあげようじゃないの。なんなら泊まっていっても
　…やめよう、もう少し進まなきゃ。
　　途中でライダーが手を振ってくれた。やっぱり嬉しいね〜。

　　14時前にようやく道の駅「よってけ！島牧」に到着。しかしなんなんだこの疲れかたは…ソフト食べよ。

　　14時40分に出発。今日は弁慶岬という所の駐車場で寝ようと思い自転車を走らせる。とりあえず近くの
　セイコーマートで食料を調達しようと思っていた矢先にパンク！しかも後輪！！ついてない、今日は走る
　なってことだろうか。
　　修理し終わってもまだ間に合う時間帯。しかし、途中の「江ノ島海岸」というキャンプ場の前でしばらく迷
　う。土曜なのでテントが沢山張ってあり、トイレも大きくて電源も確保できそう。
　　でももう少し走りたかったので目的地を少し手前の本目海水浴場に変更。だけどキャンピングカーが1
　台泊まっているだけで、トイレも汚くて電源も無い。迷ったけど焚き火してるし、堂々とテント張れるしここ
　でいっかなぁ。洗濯もしてしまおう。

　　ご飯はテントの中で食べた。なんか小さい虫がうざすぎる。キャンピングカー一家は焚き火にダッチオー
　ブンでうらやましいな。でも今日炊いたご飯は最高の出来だったんで満足だ。

　　ところで今日で3日ホームページの更新が滞ってしまった。やはりＰＨＳ圏内マップが無いのが相当響
　いている。特に北海道は町から町が遠い。海岸線を走っているから尚更だ。小樽では絶対にマップを手
　に入れようと思う。
　　あと、ズボンも一本欲しい。綿のズボンは洗っても乾かないから送り返してしまったので長ズボン1本と
　半ズボン1本しかない。まだ寒いから半ズボンは履かないし。膝のところがジッパーになっていて、長短
　一体のズボンが欲しい。

　　キャンピングカー一家は花火を始めた。1日のキャンプは色々楽しめていいなぁ。
　　私は今日で孤独なキャンプ26日目か…。