サバイバル・マニュアル 〜危険な日本で生き抜くために〜
HOMEメビウスの叫び自作の魂サバイバル・マニュアルプリウスの愛情我写真館LOG BOOKリンク集メール

< はじめに >

 今回新潟県中越地震に遭われた被災者の方々に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興を願
います。そして、これからも起こるであろう災害に真っ向から対抗するために、私の知りうる全
ての知識、技術をより多くの人に知ってもらい、捧げるためにこのページを作成しました。皆さ
んのお役に立てれば幸いです。(2004年10月28日)


 2004年、いや、もっと前から日本の“安全神話”は崩壊している。全国各地で凶悪事件が発生し、テロの脅威に怯え、相次い
で発生している災害により壊滅的な被害を受ける現代の日本。いつ、どこで災害に遭うかはわからない。道を歩いていて突然マグ
ニチュード7クラスの
“大地震”が起こる可能性もある。その影響で“大津波”が襲ってくるかもしれない。彼女(または彼)とレストラ
ンで食事中、もしかしたら
“爆破テロ”に襲われるかもしれない。「そんな馬鹿な」なんて笑っているあなたこそ馬鹿だ。あなたはそ
の時点で命を落としていることだろう。

 確かにそれらは少々大げさで、発生する確率も低いかもしれない。それでは、もっと身近に考えてみることにする。日本は台風
コースにあたり、年平均3個程度上陸している。しかし、今年の上陸個数は10個で過去最多記録をあっさりと更新した。新潟県他
壊滅的な被害を受けた地域は多い。
 あなたが登山者(ハイキングも含む)なら、天候不良により
下山できなかったり、過って崖から落ちてしまうかもしれない。あな
たがヨットやボートを所有しているなら、エンジントラブル等で
漂流してしまうかもしれない。

 いつ何時、安全な家を捨てて非難しなければならない、または、突然の災害により町から孤立してしまうかわからないのである。
そんな時あ
なたはどうする?いつ救助が来るかわからない状況であなたは生き残れるだろうか?

 残念ながらサバイバルに対して何の知識も装備も無い場合、答えは"No"である。しかし、これが普段からキャンプをする“キャン
パー”
ならば限りなく"Yes"に近づき、サバイバル訓練を積んだ"サバイバー”ならば完全に"Yes"と言える。

 私は“キャンパー”である。しかし、目指すところは“サバイバー”。この2つは似て非なるもの。前者は趣味の域を脱しないアマチュ
アであるのに対して、後者は生存するためのプロフェッショナルである。


 先の新潟県中越地震では、車で移動中に崖崩れに巻き込まれた母子3名のうち、最年少の子供(2歳・男)1人が地震から4
日目に無事生還
した。このような場合、人々はよく「奇跡」という言葉を口にする。確かに常識では考えられないことだが、私は
「偶然」に助かったのだと思う。そう、ただ偶然に…。強いて言えば運が良かっただけなのではないか?

 海で遭難し、救命ボートで数日〜数ヶ月漂流しても助かる人は助かる。これは奇跡などではない。その人の気持ち、「必ず生きて
帰る」という
強い意志と偶然にも発見救助されたが彼らを生還させているのだ。上記の子供も例外ではない。気持ちだけなら
とても2歳とは思えないほどの力を潜在的に持っていたのだと思う。そして、偶然新潟県警航空隊に発見された運もまた強靭だった
のだ。
 そう、サバイバルにとって最も重要なことは
あきらめないことで、どんな食料や装備よりも大切なことである。


 冷静沈着な態度と明晰な思考力を保ち続けられる限り、サバイバルの可能性は常に大きい。サバ
イバル状況を生き抜くためには、いくつかの明確な基本要素が必要だ。空気、水、食料、そして健康
とシェルター(退避所)がそれである。だが、もしもさらなる危険環境の中でサバイバルに挑戦するな
ら、さらに多くの要素が必要となる。それは実際的な技量、知識、そして想像力である。

 最後に、サバイバル状況に陥ったとき、決して忘れてはならないことがある。それは、他者による助
けは常に存在し、救助組織が、必ずあなたを探しに来るということだ。ここに記された全ての知識を
使う目的は単純明快だ。他者があなたを探し出すことを補助するのである。彼らが、あなたのもとに
到着するまで、生き続けるのだ。

「希望をすてるな! 救助は必ずやってくる!!」


※このページではサバイバルに役立つ装備、食料、書籍などを紹介していきます。普段のキャンプはもちろん、非常時に備えて持っ
ておきたいものなどを解説していきたいと思います。上には「気持ちが大切」と書きましたが、さすがにそれだけでは限界があります
。最低限の知識と装備無くして長期間の生存は不可能と考えます。そして、常日頃から装備の取り扱いに慣れておくこと。日々の
操練があなたを支えることを忘れないで下さい。持っているだけでは意味が無いのです。非常時に使えてこその装備なのです。

※各ページが完成した時点で公開していきます。必要な物品の取り寄せなどで時間がかかる場合があります。ちなみに購入意思
の無い商品は原則関連ページのリンクに代えさせていただきます(さすがに全商品購入できないので…)。

※このページの文章には「SASサバイバル・マニュアル」という書籍を参考にしている部分があります。サバイバルには最高の一冊なので、興味のある方
は一読をお勧めします。


MENU

光の確保 (Light)   水の確保 (Water)   火の確保 (Fire)

電源の確保 (Electric Power Source)   通信の確保 (Communication)

通常装備 (Usually Equipment)   非常食 (Emergency Rations)

サバイバルキット (Survival Kit)   航 法 (Navigation)

海上サバイバル (Survival at Sea)

書籍 (Book)


HOMEメビウスの叫び自作の魂サバイバル・マニュアルプリウスの愛情我写真館LOG BOOKリンク集メール