携帯救難食料(T-V型)
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1.紹介
   熊野屋製菓製の救難食料(T-V型)です。なぜお菓子屋さんが作っているかは不明ですが、実績はあ
  ります。一応陸上用となっていますが、船舶にも同一のものが搭載されていると思います。漂流してもこ
  れを食べて生き延びた人が沢山います。ガンバレ食の名のとおり、ケースの中には「がんばろう!救助
  はもうすぐだ!」などと書かれた紙が入っているのが特徴。航空用もあるらしい…。

   内容量:9枚(1人分)500g
   総熱量:10,000KJ
   品質保持期限:5年
   価 格:2,100円(税込み)(2004年現在)


2.実食日・場所
   2004年11月16日(火) 自宅にて
3.実食
  外観です。長さは約21cm、幅は5cmといったところでしょうか
  この中に9食分入っていて非常にコンパクト。テープで防水してい
  るあたりは、さすが船舶用と納得です。

  手に持つとこんな感じです。やっぱりコンパクトで今のところはサ
  バイバル食として合格です。

   防水テープをはがすと、さらにマスキングテープのようなものが
   巻いてあります。やはり船舶用だとこれくらいやらないとだめな
   もんです。

   これが中身の全てです。

   おや?なにやらピンク色の紙が入っています。これはいったい
   なんでしょうか?


   はい、これが「ガンバレ食」なるゆえんです。

   「がんばろう!!救助はもうすぐだ!」
   「GET HOLD ON !! RESCUE IS AT ONCE !」

   そうです、希望を捨てた時点で終わってしまうのです。サバイバ
   ル状況下でこの言葉がどんなに励みになることでしょう。

   クリックすると拡大します。


   一個はこれくらいの大きさで、タバコより一回り小さいくらいで
  す。これが9個で10,000KJ。

   この10,000KJという熱量は「船舶救命設備規定」により、
  「定員一人当たり1万キロジュールの救難食料を備えなければな
  らない」と定められているためだと思われます。


   いよいよ中身とご対面です。一応“クラッカー”ということになっ
  ていますがコレはどうなんでしょう?味のほうは…。

4.味・感想
   さて、問題の味です。っとその前に匂いですが、とりあえず合格というところです。しかし、肝心の味は
  いただけません。口に入れた瞬間はまだ許せますが、噛む(というか溶ける)うちにだんだん気持ち悪
  くなってきます。なんというかまるで「ゲ○」のような…おっと。そして、噛むと溶けるのですが、噛むまで
  が大変です。硬すぎ…。いったいどうなっているんだ?

   そもそも原材料を見てみると、小麦粉・油脂・ブドウ糖・全脂粉乳・クエン酸。これが全てです。はっき
  り言ってこんなものがウマイはずありません。問題は油脂。カロリー稼ぐためにやたらと入っていて気
  もち悪いです。

   ただし、口溶けはよろしい。水なしでも食べられるという点ではサバイバル向きですが、全部食べると
  いうのは至難の業だと思います。私は一口、二口食べてギブアップ。すいません。次回はもう少しおいし
  そうなものを食べようかと思います。


5.追記
   熊野屋製菓さんからはこの携帯救難食料をおまけで1個いただきました。今回はそれを試食したため
  あと9個残っています。できれば食べる機会の無いことを祈りたいです(いろんな意味で…)。
   それから、せんべいを2袋いただきました。こちらは非常においしく頂きました。ありがとうございます。
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