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2005年 5月 6月 7月 8月

8月13日(土)<82日目><バイト42日目> 現在地⇒北海道利尻富士町「プチホテル川一寮」

 激忙しいお盆、終わってる…

  07時40分起床。今日はゆっくりで09時から仕事。久しぶりにゆっくり出来て助かるけど、やっぱりツライ
 わ、体が痛い。

  仕事に行くとヒデさんともえかちゃんが小上がりで一緒に寝ている。「ちょっと休んでいるだけかな?」と
 思ったけどとんでもない!熱出してダウンしていた!!
  お〜い、ちょっと待ってくれい。今日はお盆の土曜日ですぜ。どうするんだよ〜??

  更に追い討ちをかけるように10時過ぎに仙法志からから来ている高校生のバイトの子から電話。オー
 ナーが対応したけど、「えっ?」と言う言葉を聴いた瞬間嫌な予感がしたんだ。
  そのとおり、彼女も40℃以上の熱を出してぶっ倒れたんだと…。その原因が過労と栄養失調っていうも
 んだから更にビックリだ。バイト掛け持ちしてるから過労はわかるけど、栄養失調って…。暑くてもきちん
 と食べないと、この夏乗り切れないぞ。

  とにかく、この電話で私達も死亡確定…。私とナベさんはしばらく休み無しでぶっ続けで働いているのだ
 。もちろんオーナーやママさんもそうだけど。
  この人数(5人)で今日を乗り切るのか…。考えただけで恐ろしいわ。

  例年ならバイトも多く、常時9〜10人いたそうだけど今年は5人!例年の半分だ。ナベさんと言っていた
 けど、倒れれば休めるのに丈夫に出来すぎた体だね〜って。本当は感謝しなきゃいけない事だけど。

  ラーメン丼もレンゲやコップも足りなくなるほどの目が回る忙しさ。お昼の間中ホール、座敷や厨房を駆
 けずりまわり汗を拭う暇も無い。
  動いているときもたまに足元がおぼつかなくなり、フラフラするのがわかる。「あっ、マジでヤバイかも」
 と思った。

  それでも定食やオムライス、等のオーダーは受けず、ほとんど麺類だけだったからなんとかなったんだ
 と思う。お客さんには申し訳ないけど、こっちも必死のサービスを心掛けての結果だ。こっちもなんとか意
 向に沿いたいけど無理なものは無理。とにかく人がいないのだから。

  営業が終わったあとの片付けもほとんどナベさんと2人でやってたなぁ。全然終わらない!

  夕飯はねぎらいからか、ウニ丼&カンパチのカマ焼&トロの刺身(全部残り物だけど)。さらにケーキ付
 ときたものだ。ケーキもお盆のお供え物のついでに買ってきてくれた。
  まあ豪華な夕飯だ。やっぱりウニ丼は最高!これだけ食べても全然飽きないね。

  食べてる席で出る言葉はみんな一緒。ヤバイって…この忙しさ。それぞれギリギリのところでやっている
  んだ。でもこの忙しさもあと2〜3日ってところだから頑張ろう!

  夕飯を食べた後はママさんたちのご好意に甘えて川一の2階(オーナーの家)のシャワーを借りた。帰っ
 て風呂沸かすの面倒くさいし。
  やっぱりシャワーって素敵。とっても便利な文明の利器だ。
  しばらくシャワーなんて無い生活を送っていたからこのありがたみが身にしみる。

  さっぱりして帰ってから日記を書いているけどすでに汗がにじんできたぞ。この家は暑すぎる。

  明日は今日より死んでるだろう。多分明日が一番込むと思うけど、明後日も弁当とか仕出しとかすごい
 んだ。そこまで乗り切れるだろうか?


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