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2005年 5月 6月 7月 8月

8月18日(木)<87日目><バイト47日目> 現在地⇒北海道利尻富士町「プチホテル川一寮」

 やっと休み…嬉しい出来事

  09時30分起床。本日は今月4日以来、2週間ぶりの休みだ。お盆の激労働を乗り越えた後の大切な休養
 日だけど曇っている…。
  もしかしたら今日が最後の休みになるかもしれないので、バイト期間中の利尻山登山は絶望的だ。こうな
 ったらバイト終了後に登るしかないかな。

  起きて日記を付ける。一昨日からアップしていなかったので午前中をかけて一気に打ち込んだ。

  お昼になってセイコーマーとまで昼食の買出し。と、チャリダー発見、しかも女性だ。なんだかんだ言って
 も夏休みだもんな。
  私の前をはしっていて、「セイコーマート寄るかな?」と思っていたけどそのまま行っちゃった。寄ってくれれ
 ば声掛けたのに、あ〜あ残念。
  後ろにテント積んでいるみたいだったけどバッグはリアのみだった。そんなに長いたびじゃないのかな?
 それとも自炊しないだけだろうか。

  14時30分頃になって、近くにある郷土資料館に足を運んだ。1ヵ月半ほど利尻にいるけどまだ1回も行った
 ことがなかったからだ。
  ここには川一にバイトに来ている方がいるので入館料通常大人200円のところを無料で入れてくれた。い
 わゆる顔パスってやつ?ありがとうございました。

  館内に入り、他の観光客がサラッと見て直ぐに帰っていくのに対し、私は時間をかけてゆっくりと見て回っ
 た。まかりなりにも1ヶ月半も島にいるので、この島の歴史や文化など「なるほど、そういうことか〜」と思うと
 ころが多い。
  これがたまたま訪れた所だったら私も彼らと同じように直ぐに出て行っていたかもしれない。

  小樽と利尻礼文を結んでいた利礼航路のこと、ニシン漁のこと、アイヌ語由来の地名(利尻自体もリイシリ
 =アイヌ語で高い島からきている)こと等、島のことを一層良く知ることが出来たのではないか?
  凄く小さい資料館なのに1時間以上もいたな。
 

  16時30分、宇部商業 vs 日大三校の試合を見届けて(5対3で宇部)から鬼脇にある温泉「北のしーま」で
 汗を流す。実は昨日ママさんから回数券を1枚もらっていたのだ。

  久しぶりに温泉に入って気づいたけど、この1ヵ月半で日焼けが随分取れた。日焼け止めを塗ってはいた
 ものの、かなり焼けていたのにグローブの跡もかなり目立たなくなっている。日中はほとんど店にいたから
 お日様にはあまりたっていなかったからなぁ。まっ、どうせまた焼けるだろうけど。

  18時30分、腹も減ってきたので川一へ、今日印刷した花火のときの写真を持って行くと、「噂してたら来た
 」??何のことだ?と思っていたら「ポラリスさん?」と私のハンドルネーム炸裂!
  うおっ!何で?と思っていたらカレンさんから手紙が来ていたのだ。手紙を送ってくれていた事は知ってい
 たので「あ〜なるほど」…って、え!?彼女は私の本名を知っているはずなのに??っと、封筒の宛名を見
 ると

  「プチホテル川一様御中 ポラリス☆様へ・・・・」

  って、え〜!!どこにも私の本名が書いてない。川一御中だから間違いなく届くけど郵便配達の人は不信
 に思わなかっただろうか(笑)

  前にも書いたことあるけど彼女のことを少し紹介。
  奈良に住む彼女はなんと5人のお嬢さんを育てる自称“パワフル母ちゃん”。だけど年齢的には私とそう変
 わらないと言うからビックリだ。
  そして車もエアコンも無く手作りを心掛けるエコライフを送ってらっしゃるのだ。メールや手紙の中にもその
 ことが書かれていて私も共感している。
  彼女にはメールや手作りのお菓子など、心のこもったものでいつも助けられている。

  手紙の中で、私の友人であるポリちゃんの日記に「メールは時に他人を酷く傷付けてしまう事がある…」と
 書かれていたそうだ。その日記はまだ読んでいないのでどういう事情かはわからないけれど、確かにそうい
 う一面はあると思う。

  気楽に打ち込んで送信できる分、手紙よりは言葉を選ばずに送ってしまう。更に送る回数も手紙とは比べ
 られないほど多いだろうから、そのやり取りの中にある何気ない一言が他人を傷つけてしまうのかもしれな
 い。

  パソコン、携帯と便利な世の中にあって気持ちの伝え方も変化してきた。ただ、便利なことイコール気軽
 と
勘違いしないでもらいたいと思う。メールは手紙より冷たい感じがするのは拒めないところだけど、心を込
 めれば、どんな手段でも気持ちは伝わる。

  正直私はこの“便利”に助けられているのだ。メールやインターネットがあったからこそ出会えた人も多く、
 カレンさんもその1人。
 何事も心を込めて、これからもこの旅を続けて行きたい。でもやっぱり手紙は嬉しいネ!!

  彼女からの手紙は便箋6枚にも及んで綴られていた。自分のこと、家族のこと、旅への思い、その旅をし
 ている応援メッセージなどなど温かい言葉で丁寧に書かれていた。この忙しくて大変で、心身ともにボロボ
 ロになっていた時期にこの手紙をもらって、元気が湧いてきました。泣いても笑っても、このバイトはあと10
 日ほど、元気一杯乗り切っていけそうです。

  エコについては、彼女の旦那さんの信念のようで、今この時代においてもそれを貫いていると言うことは
 立派で感動しました。
  もちろんそんなステキな彼を生涯の伴侶に選んだ彼女の目も確かだったと思う。私もそんな素敵な女性に
 出会ってみたいものだ。きっと結婚観も変わってそれこそ人生変わっちゃうかも?いや、結婚ともなると運
 命なのかもしれないけれど…。

  と、まあ、それは置いておいて、カレンさん一家に是非会ってみたい。そして末永く付き合っていければ尚
 嬉しい。この旅の間のみならず…。

  今この世の中、無駄なもので溢れているけど、出会いに限っては無駄は存在しない。本人はそうは思わな
 いかもしれないけど、もしかしたらその出会いが他人に多大な影響を与えているかもしれないのだ。それっ
 てとても凄くて素敵なことだと思いませんか?
  カレンさん初め。さまざまな人に出会える旅、中途半端に終わってはもったいなくて止められないよなぁ。

  21時、(おそらく)風邪から復活したナベさんから電話が来て例のごとく若貴へ。落ち着いて飲んだけど電
 車男見逃しちゃった。


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