自転車日本一周リアルタイムログ!
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2005年 5月 6月

6月11日(土)<19日目> 現在地⇒青森県横浜町「道の駅よこはま」

 夏泊を越えて下北へ!

  昨日は寝る場所の選定を完全に間違えてしまった…。R4号沿いで夜中でも車はガンガン走るし(トラッ
 クがうるさすぎる)、向かいの公園では花火あげてるしで完全に寝不足状態…。2Fにあるレストランの真
 前にテントを張っていて、朝起きたら浅虫駅の人だか、この道の駅の人だか知らないけれどそのレストラ
 ンに異常が無いか見に来た。私はテントを撤収している最中だったけど、「ほ〜、自転車か〜」と一言言
 っただけで何のおとがめも無かった。フル装備の自転車見れば一発で旅人だってわかるし、向こうもけっ
 こう慣れているのだろう。だからといって堂々とテントを張っていいということにはならないけど。
  その辺は十分にわきまえているつもりで、今日は朝5時に起きて人が来ないうちにテントを撤収した。も
 ちろんテントを張る場合も営業時間が終わって人が居なくなってからこっそり張る。これは原則で、決して
 “当然”という顔をして張ってはいけないと思う。へたすれば泊まること自体厳しく言われる可能性がある
 。次ここに泊まる人(笑)の為にも最低限のマナーは守るべきです。(テントを張ること自体マナー違反で
 すがね…。

  朝7時20分に出発して少し走ったら「ホタテ広場」なるものを発見。こっちのほうが絶対寝れたなぁ…。
 そして夏泊半島を周るべく県道9号へ乗る。昨日の自転車屋のおじいちゃんから「けっこうきつい」と言わ
 れていた。たしかにきつかったけど登れないことはない。龍飛に比べたら天国のような登りだった。まあ、
 まだ朝だし、体力も十分に残っていたからかもしれないけど、足を着く事無く大島に到着。

  ここは橋を歩いて渡れる島。特に何も無い島だけど島は島。渡らなければ。
  駐車場に着くと有料ながら多くの車が止まっていた。どうやら皆さんボートを借りて釣りをしているようだ
 。よく釣れるのかなぁ?けっこう風があるから流されないかな?なんて思っていたらちゃんと区切ってあっ
 て大丈夫なようになっていた。まっ、当然か、沖に流されて行方不明…ではどうしようもない。

  ところでこの県道9号、「夏泊ほたてライン」という名前が付いている。道の形が地図上でほたてに似て
 いるかららしいけど、このあたりはホタテの養殖が盛んでなんでもかんでもホタテを売りにしている。別に
 構わないけどもういいよホタテは…。1つくらい食べれば良かったかなぁ。
  いやいや、海産物は北海道に入ってからのお楽しみだ!

  大島を出てすぐに外人さん4人のロード(だと思う)とすれ違う。すれ違いざまに手を挙げてくれるのは非
 常に嬉しくて手を振り返す。なんでもないことだけどとってもいい気分になって向かい風も気にならなく…
 なりませんね…。

  半島突入から3時間30分で夏泊を周ってしまった。小さな半島だったけど、言うても半島、けっこうきつ
 かったのは確かだ。向かい風もかなり吹いていた。
  大島。強風が吹いていた…。

  ここでゴミ問題について。自転車で走っていると道路のゴミが驚くほど目に付く。私はゴミ箱以外の場所
 には絶対に捨てないことにしているが、心無い人がいて残念に思う。きれいな日本を見に行く旅だけど、
 このゴミにはがっかりだ。
  そしてこれらのゴミは草むらの中などに隠すように捨ててあることが多く、捨てた本人も後ろめたい気
 持ちがある証拠ではなかろうか?そんな自分も嫌な気持ちになるくらいなら堂々とゴミ箱に捨ててはいか
 がでしょうか?それが無理なら持ち帰る。人間として最低のマナーだと思います。美しい地球をいつまで
 も保つには小さなことの積み重ねが必要です。みなさんも小さなことから始めてみてください。きっとこの
 星も喜ぶことでしょう。「一人の力が世界を変える」そうなれば素敵だなと思います。

  お昼近く、途中でラーメンでも煮ようかと思っていたけど、とてもじゃないけど休憩できる様な場所が見
 つからない。でもお腹は減る。朝7時過ぎから漕いでいてはっきり言ってスタミナ切れの状態になってしま
 った。どうしようもなくなってデイリーストアに駆け込む。
  デイリーには99円パンというのがあって旅人には優しい。店内に食べられるスペースもあってそこで食
 べたけど、とっても足りなくてカップうどんを追加。安いことは安いけど自炊に比べたら高いよなぁ。ゆっく
 りできていいんだけどねぇ。

  お昼を食べて出発してすぐに雨がぽつぽつと当たりだした。
  !!!早過ぎないか? 予報では夜からだったはずなのに、これだからあてに出来ない。とりあえず
 大したこと無さそうだからバッグにレインカバーだけ掛けて合羽は着ないで走った。

  野辺地(のへじ)で常夜灯を見てからいよいよ下北半島へ!本州最北の半島で、目指す大間崎もこの
 先端にある。ほんとうにいよいよ来たな〜という感じがするが、このR279は酷すぎる…。
  アップダウンが延々と25kmも続いていて正直「もういいよ〜」とため息をつきながら走っていた。雨も小
 降りながら降り続いているし、道は狭いくせに車多いし…。
  そして周りには何にも無い!ほんとうに何にも無いんです。休憩するために足を止めるスペースすら無
 いと言っても過言ではないくらい。面白くない道だった。お尻痛いよぉ…。

  15時40分、ようやく道の駅「よこはま」に到着。青森県なのに横浜って…。
  進もうと思えばまだまだ進める時間だけど、本降りになったらいやだし、マップを見ても25km先のむつ
 市までな〜んにも無い。これはここで寝ろってことでしょう!?
  トイレの入り口にベンチあるし(またトイレかい!)、洗面所には電源あるし、私的には十分な設備が整
 っている。ただ難を言えばトイレが和式のため座って日記を書けないと言う事位か。でもここの駅は20時
 までやっていて休憩施設もお茶飲み放題で20時まで。食堂も20時までやっているから夕飯はここだなぁ。
 結局今日も自炊しないで浪費してしまう…。

  ここ横浜町は菜の花が有名らしく、菜の花関連の物が沢山売っている。その中で「菜の花ドーナツ」と
 言うものを買ってみた。1個60円でバラ売りしていることを知らずに5個も買ってしまった。こんなにいらな
 かったのに…。

  18時になり併設の食堂「鮮菜」に移動。お変わり自由100円のコーヒーで閉店まで粘ろうと思ったけど、
 さすがに何か食べないと持たないし、ホタテ塩ラーメンを注文。写真と“少し”違うような気もするけどあん
 まりこだわらない。こういうところは大抵そんなもんだし。
  雨も本降りになってきたから今日も自炊はしたくない。20時ぎりぎりまで粘る。

  夜22時を過ぎてそろそろ寝ようと自転車まで寝袋を取りに行くとなにやらコンロに鉄板で焼肉をしてい
 る3人を発見。道の駅でだ。こんな人たち初めて見たよ。
  その3人は明日釣りに出かけるそうで今日はこの駅に泊まるのだそうだ。少し話すと「腹へってないか?
 」と焼肉をご馳走してくれた!しかも「酒飲めるか?」とビールや焼酎まで出してくれる!!もう宴会状態
 で結局1時過ぎまで飲んだ。最後に余った焼き鳥をくれてお開き。
  明日は4時には出発すると言っていたけど大丈夫だろうか?釣果を期待します。大雨が降る中、楽し
 い時間をありがとうございました!

  明日は昼頃まで天気が悪そうだ。明日はできたら青森最後の道の駅「わきのさわ」まで行っておきたい
 。そうすれば明後日には大間崎、明々後日には北海道に上陸出来る!
  早く梅雨の無い北海道に行きたい!

  ところで最近、行く道の駅でキャンピングカーを良く見かける。この人たちもここで一夜を明かすようだ。
 キャンピングカーはいいよなぁ、何でも揃ってるし、どこでも寝られるし、旅にはうってつけだね。私も欲し
 いけど、キャンピングカー買うくらいならヨットが欲しい。そこで生活できたらいいと本気で思っている。


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