5月26日(木)<3日目> 現在地⇒佐渡市平松広場
恐るべし、佐渡島
朝6時半起床。やっぱり布団で寝るのは気持ちいいもんだ。ぐっすりと眠れたけど、疲れは取れていない
みいたい。
友人が朝からナポリタンを作ってくれて、がっつりと朝食。これだけ食べれば大丈夫だろう。
友人と共に7時15分に出発。一緒に彼の仕事場に向かった。私が以前勤めていた会社でお世話になっ
た教官に会うためだ。しばらく待つ時間があったので、待合室で待たせてもらっていると、友人がリポDを
差し入れ してくれた!何から何まで本当にありがとう。無事に旅から帰ってきたらまた飲みましょう!
8時20分教官登場。握手を交わして再会だ。少し話をしてから激励されての出発。会えて良かったです!
今日の目的地は佐渡最北端の弾崎。距離は70kmくらいかなぁ。でも今日は出発が早いから、早く着い
たらもう少し先まで行っておこう。
8時30分に出発して県道45号線、通称佐渡一周線を行く。途中、夫婦岩という所に立ち寄った。佐渡
100選に選ばれているとても綺麗な場所だった。しばらく景色を見ていると、そこの近くの旅館の人が写
真を撮ってくれるという。おお、ありがたや、自分が写っている写真は初だ。そのうち三脚とタイマー使っ
て撮りたいと思ってるけど。
尖閣湾の風景。きれい! 夫婦岩の前にて(佐渡100選)
そこからは、少し休みながら一気に走った。この先がきつそうだから、距離を稼ぎたかったからだ。
11時30分になってお昼にする。っとその前に正午位置の確認だな。ちょうど山が見えるポイントだったか
ら、初のクロスベアリングに兆戦。なんとか位置がでたかな。
<大塚山を方位174度に測定し、県道45号との交点を正午位置とした。
お昼はガソリンバーナで米を炊き、残りのパンとインスタント味噌汁。ところが…ご飯失敗した〜!水が
少なすぎて硬いよ。とっても食べられない。
我慢して食べたけどまずかった…。夜の分も炊いたからまだ残ってるし、どうしよう。
お昼の風景。撮ってるすぐ後ろは道路です。
ちょっと長く休憩しすぎたなぁ。と出発は13時20分。いよい大野亀までの坂道だ。坂の手前でいったん
止まって水分&エネルギー補給。登ろうとしている坂が見えるけど、見るからにきつそうな道。
でも行くしかないから行く。一番軽いギアで登っていくが、きつい、きつすぎる。そして長い!直線はか
ろうじて登ってるけど、ヘアピンが無理だ。押して歩き、直線でまた乗るの繰り返し。2個目のヘアピンを
抜けると、不気味なトンネル登場。坂もきつくなかったから乗って少し漕いだら後ろから「よいしょ、よい
しょ」
なんだぁ?こんなところで人なんて来る訳ない。申し訳ないけど幽霊かとおもってぞっとしたよ。マジ気
味悪いトンネルだったから。
ところが幽霊なんかじゃないく、自転車だ!うぉ〜、すげ〜、あの坂を漕いで登ってきたんか?二人し
て坂道を漕ぎながら、一言二言会話を交わし、その人は「上で待ってるわぁ」っていって抜き去って行っ
てしまった。
そこからもきつかったけど、待ってると言われりゃ頑張らねば。必死で漕いで、頂点に到着。汗だらだ
ら、息切れ切れ。瀕死の状態でたどり着いた。
その人は宮野さん(だったかな?)という人でトライアスロンのトレーニングをしているそうだ。すでに
定年退職しているのにすごい!まあ、私の自転車は30kgの荷物を背負ってるし、彼のは車重10kgにも
満たないトライアスロン用の自転車だけど。いいなぁ、カーボンフォーク…。
更に高校の大先輩だったから驚きだ!まさかこんなところで同窓生に会えるとはねぇ。いろいろとこ
れからの旅のことを話すと「いいなぁ、そういう生き方も」って行ってくれた事が嬉しかった。共感してくれ
る人もいるんだ。
宮野さんと別れてから、弾崎を目指す。相変わらずのアップダウンと、さっきののぼりで膝にきてしま
った。右ひざが痛み出したが、こらえて前進。そしてついに16時、佐渡最北端の弾崎に到達!
弾崎灯台。膝痛かったなぁ。
休憩するもまだ16時半だから、もっと先まで進める。行こう、明日を楽にするために。
結局18時ころまで漕いで、トンネルの先にある駐車場の東屋の下にテントを張ることにした。
話は全然変わるけど、佐渡は携帯不感地帯が多い。圏外だとめちゃめちゃ電気を食うから、すぐに
バッテリーが無くなってしまう。ふと携帯を見ると…電源落ちてるよ。
朝満充電にしてきたのに夕方にはバッテリーが無くなった。圏外恐るべし…。
宿泊場所も圏外。もうやになってきますわ。
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