自転車日本一周リアルタイムログ!
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2005年 5月

5月25日(水)<2日目> 現在地⇒佐渡市佐和田(友人宅)

 佐渡へ

  昨日の22時頃電話が掛かってきた。相手は稚内に住む友人。下船して稚内に戻り、HPを見てくれたみた
 いだ。ありがたいことです。今度利尻・礼文にソロキャンプに行くそうで、それから徐々に距離を伸ばして南
 へ行きたいって言ってたなぁ。どこかで会えるといいね!
  稚内へは7月中旬を予定しているけど、乗船中じゃなっかたら是非会いましょう!

  0時頃になって道の駅の裏にテントを張って就寝。ところが、面倒くさくってマットを引かなかったのが悪く
 って、コンクリートが冷たすぎ。寒くて寒くて、おまけに道路を走る車がうるさくて寝ているどころじゃない。ほ
 とんど寝れずに朝を迎えてしまったよ。

  04時起床。食パンで朝食を取っていると旅仕様のスーパーカブ登場!けっこう旅している人いるのね。
 ナンバーは伊丹。兄の結婚式のため、函館まで内緒でカブに乗って行くそうな。出発が月曜って行ってい
 たけど、1日休んだとも言っていたから1日で新潟まで来たことになる。伊丹からだと600kmくらいかなぁ、そ
 れをカブでってんだからすごい。着かれきってる感じだったし。

  さらに、彼は過去に自転車で日本を達成していた!バイトをしながらの旅で、少し時間が掛かったという
 が、北海道ではたまたま民宿で住み込みのバイトをし、沖縄ではつてでキャンプのバイトをしたようだ。込
 み込みのバイトなんて最高だ!機会があれば私も是非やってみたい。

  彼の一言、「これから長いですよ」がちょっと気になった。確かに長いだろうなぁ。

  これから仮眠するそうで、私が昨日裏にテント張ったって言ったら、「中で寝れば良かったのに」と。でも
 案外人来ますよ、と言うと「あんまり気にしないで寝れるから」と一言。う、うらやましぃ〜。旅の経験値を上
 げれば私も、どこでも寝れる図太い神経に成長するのだろうか?
  少なくとも初日は気になってとても眠れたものじゃなかった。
  お互い「頑張ってください」と挨拶してフェリーターミナルに出発。

  朝から快調だ。今日は天気もいいみたいだし、この旅初の島に上陸とあってわくわくしているのだ。ペダい
 ルも軽やかにターミナルへ。
  06時くらいには到着。たしか07時出港だと思ったけど…、フェリーいないなぁ、ターミナルも開いていない。
 時間間違えたか?
  PHS圏内だったから、昨日の日記をアップしてメールチェックして、時刻を調べると…げげげっ!09時50
 分?07時は赤泊発だった。お〜い、あと3時間以上ありますけど…。
  しかたないから日記を書いている。

  09時20分乗船。自転車のいいところは、何といっても一番最初に乗船できること。イコールいい場所がと
 れるってこと。今回のような短時間の航海で、客も少なきゃメリットは少ないけど、これが、沖縄とかだとか
 なりのウェイトを占めるんじゃないのか?
  速攻で電源の近くを確保して、再び日記を書く。結構大変な作業だよ、これ。

  これに関連して、寺泊⇔赤泊のいわゆる両泊航路のフェリーは6月9日を持って廃止される。それからは
 高速船「あいびす」が就航するけど、車両を航送できなくなるんだ。だから、これが最初で最後の両泊航路
 乗船。最後に乗れて良かった。

  今回の料金は旅客1,410円、自転車運賃1,070円。計2,480円だ。こりゃぁ高い。たった2時間でこの料金、
 日本一高いってのは本当だろうか?他の航路が国道で補助金貰ってるからっていい気になってるのか、採
 算合わないのか知らないけど、佐渡をもっと魅力あるところにしなきゃダメでしょう?せっかく自然が美しい
 ところなんだから…。

  下船してまずは気象観測…って言っても気温・風向風速だけだけど。
  観測を終えてお昼にしようと、近くの公園へ。お子ちゃまが次から次へとやってくるが、あんまり気にせず
 に東屋の下で初バーナー。本日中に佐和田まで行こうと思っていた。時間が時間がないから簡単にラーメ
 ンを作っているとおじさんが「お〜、ここはいいなぁ」と言いながら我が東屋に向かってくるではないか。まあ
 話かけてくるのは大歓迎、「どうぞどうぞ」って別に自分の家でもないのに招き入れる。「いや〜教育委員会
 の集まりでさぁ」とおっちゃん。ん、教師かい?と思っていたがどうやら違うみたい。聞くところによると、吉田
 町の教育委員長と言うではないか!
  肩書きはビッグだが別に関係無いな。今の私なら総理大臣でも同じことを言ったかも…。言いすぎ?そし
 てそのおっちゃん、「君、水をくれないか?」私「どうぞ」。この公園には水道が無く、当然水を確保できない。
 私は2リットルの料理用の水を確保していて、テーブルの上に出していたのだ。まあ、そのうちどっかで補給
 出 来るだろうから、貴重な水を提供した。
  そしておもむろにハーモニカを取り出して吹き出した。大きな古時計やSMAPの世界に一つだけの花なども
 吹いてくれてしかもうまい!ちょっとした演奏会みたいで良かったなぁ。ありがとうおっちゃん。

  な〜んて話してたら13時。げげっ!やばい。佐和田までは少なく見積もっても50kmはあるから5時間掛かる
 から最低でも18時にしか着かない。急がなきゃ。

  一応の目安としては時速10kmを基準にしている。走っている時は15kmくらい平均ででているけど、走りっぱ
 なしというわけにはいかないから当然休憩も取る。そうすると全体的に10km毎時っていう数字が出てきちゃう
  。あくまで目安でそのとおりにはいかないけどねぇ。

  さて、赤泊からとりあえずの目的地小木港へ。そこで以前臨時で乗船いていた船が入港してきたではない
 か!偶然にもほどがあるぞい。
  まあ、今日は時間が無かったから寄らずにきてしまったけど、また機会があれば(どっかであるかも…)寄
 らせてもらいます。

  そこから更に急な坂を行くこと1時間、15時に佐渡最南端沢崎灯台に到達。灯台自体はたいしたことないけ
 ど、たとえさどであろうと「最南端」という響きに行かずにはいられなかったのだ。
 15時、佐渡最南端沢崎灯台に到達!

  そしてここからがつらかった。海岸線はアップダウンがきついし、強制的に山のほうへ行かされて激坂を登
 板するはめになったり。
  マップを見て、ダートか山道かの選択で迷わずダートを選んだけど、途中で砂地に変わって動けず…。山で
 は押して歩く羽目に。はっきり言ってきついぞ、佐渡は。

  極めつけはパンク!下り坂で調子に乗ってスピード出してたら後輪ががたがたとリムを打っている感覚。
 停車してみると、やっぱり…。
  2日目にしてパンクとは、本当に幸先が思いやられるわ。
  料理屋さんの前でパンクを修理しているとそこのご主人がでてきた。パンク?そうなんですよ〜から始まっ
 って、ホームページの話をしたりして、この旅初めて名刺を渡した。見ていてくれるでしょうか、魚道場のご主
 人、パンク修理の場所を提供してくれてありがとう御座いました.。

  ようやく修理をして走り出すが、頭の中がソフトクリームで一杯だった(笑)。小木あたりから、ずっと思って
 いたけど、店が無く、ようやくたどり着いた真野でアイスを購入。めっちゃうまかった。ソフトクリームをつい買
 ってしまう気持ちが良く分かるよ。
  これからいろんな土地で、いろんなソフトクリームを食べたいと思う。

  今日は友人宅に泊めてもらうことになっていた。彼のいる佐和田に着いたのは20時近く…。パンクがなけ
 ればもう少し早くつけたのに、迷惑かけました。

  友人宅でビールと寿司!をご馳走になった。走った後のビール最高!寿司も旨い!焼きそばもGooです。

  旅2日目で家の中で寝れることは嬉しいことです。旅もまだまだ始まりの段階で、連日の野宿はちょっと辛
 いと思っていたんで助かりました。お風呂にも入れてもらってさっぱり。

  明日は弾崎まで行きたいと思ってる。アップダウンはつらいけど、がんばろうっと。


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