自転車日本一周リアルタイムログ!
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2005年 5月

5月27日(金)<4日目> 現在地⇒新潟県佐渡市松ヶ崎「鴻ノ瀬鼻キャンプ場」

 初キャンプ場、右膝痛し

  朝3時半過ぎに雨が降り出して目が覚めた。東屋の下だから基本的には濡れないけど、一部屋根から
 はみ出している部分に雨が当たっていた。さらに雷まで鳴り出して雷雨となり、激しさを増していた。
  相当心細いな、これは。まったく人が来ないし、聞こえるのは雷と雨と、波の音だけ。

  朝5時に起床。外はどんよりとした雲がかかっていて、いつでも降ってきそうな勢いだ。とりあえずテント
 を干して朝食。
  しかし寒い!もうすぐ6月とは思えない寒さだ。ラジオを聞くと、どうやら寒気を伴った低気圧が通過す
 るらしく、不安定な天気で気温も低いらしい。朝になってかろうじて携帯の電波が届いていたが、やはりラ
 ジオは頼りになる。ニュースも聞けるし、音楽も聴ける。なにより音が鳴っている事に安心するんだ。夜は
 特に。

  朝食を食べて少ししたら雨が降り出した。しかもかなりの降水量だ。まあ、午前中には晴れるみたいだ
 し、今日の目的地は、昨日走ったおかげでそんなに遠くない。あせらずゆっくり行こう。

  ところで水不足が続いている。思ったほど簡単に水を確保できないでいる。まあ佐渡が特殊なのかもし
 れないけど、料理用の水は朝でほぼ売り切れ。あとは飲み水が300ccほどか?
  あと10kmほど走れば両津に着くから、そこで手に入れようと思う。

  雨も上がった8時30分出発。ペダルを回す足が異常に重い…。右膝が痛すぎる…。昨日の登りで無理
 しすぎたのかな?重い足取りで漕ぐこと1時間。ようやく両津に到着。やっと着いた…正直な感想。ほん
 とうに辛かった。

  海岸沿いに大きな公園があったから、水を確保して日記をアップした。それでもかろうじて圏内みたい
 で、たまに電波が途切れる。アップするのに思わぬ時間を掛けてしまった。

  その後両津市内で買出し。ソーセージとチョコレートと歯磨き粉等を調達。本当は携行食をもっとたくさ
 ん買いたかったけど売ってないし高い!島の物は全体的に高めだね、やっぱり。

  11時前になってようやく出発。目指す姫崎灯台までは10kmほどだけど、お昼までには着かないよなぁ。
 30分ほど漕いで小さな漁港でクロスベアリングの体制に入る。12時にこれをしなくちゃいけないってのが
 ちょっとネックだけど、航法は忘れたくないし。
  佐渡で最も高い金北山を304度に測定して45号線との交点をポジションとした。
  この漁港でお昼にしようかと思っていたけど、あまりにも暑すぎる。日陰は無いし、とてもじゃないけど
 ご飯なんて作っていられないよ。
  暑すぎて自動販売機に手を出してしまった。目指すはコーラに一直線!「ピッ、がたん」、と出てきた物
 を見て落胆。コーラはコーラでも小さいボトルだった…。見本は350ml缶なのに…。あ〜、やられたって思
 っても誰もいないし。

  気を取り直して姫崎灯台を目指す。この灯台は日本最古の鉄製灯台で「世界各国の歴史的に重要な
 灯台100選」に選ばれている灯台だ。こういうのは是非見ておきたい。
  クマンバチが警戒していた姫崎灯台。

  さて、お腹がすいたからお昼にしたいけど〜っと水津を走っていると、水津駐在のとなりによさそうな公
 園を発見。水道、トイレ、東屋の三点セットだ。
  ここしかないね、と即昼食場に決定。昨日炊いた硬くてまずいご飯をおじやにして食べた。でもなんか
 足りない…卵だ、おじやには卵だよと一人納得。卵って常温でも結構持つよなぁ。でも割れたら終わりだ
 しなぁ。あ〜、食べたいぞっと。

  14時前出発。今日の目的地は鴻ノ瀬鼻灯台キャンプ場。管理人がいなけりゃタダで泊まろうって目論
 んでいた。

  ご飯を食べたから調子が戻ってきた。プラスアミノバイタルの力を借りてがんがん漕ぐ。アミノ酸マジで
 最高。力が湧いてくる感じで筋肉痛も緩和されている気がする。

  1時間ちょっとでキャンプ場に到着。すでにテントが2張りあるけど、管理人はいないみたいだ。まあ、ど
 っちにしろここに泊まろう。キャンプ場は電機もあって水道もトイレもある。なにしろ安心して眠れる効果
 は絶大だ。

  ちょっとした資料館のようなところで電気を拝借して日記を書いているけど、相変わらずの圏外。PHS
 どころか携帯まで圏外だ。まあいいや。

  地元の高校生らしき団体が伝統らしき舞を踊っている。たぶんなにかのイベントの練習だろうけど、ほ
 のぼのしていいもんだ。

  夕方になって管理人さんらしきおばちゃん登場。どこから?と聞かれた後に「キャンプ?いいですよ、火
 さえ気をつけて貰えれば、となんと無料で宿泊OKだそう。
  季節外れのキャンプ場は無料で宿泊できる可能性アリだ。
  鴻ノ瀬鼻灯台キャンプ場。めっちゃ綺麗なところ。

  残念ながらこの部屋(電気あり、畳の小上がりあり)は5時頃鍵をかけてしまうらしい。おしい!、24時
 間あいていれば、この畳で寝ようと思っていたのに。
  まあ、いいや。ここじゃなくても快適に過ごせそうだし。

  夕食にパスタを作り、食べ終わった頃、2人組みのライダーさん登場。ここに来た時からテントが張って
 あったから気にはなってたんだけど。
  その二人はバイクで日本一周するそうで、一昨日石川から出てきたそうだ。2日で石川から佐渡まで来
 れるとは、さすが機動力あるよなぁ。私なんて上越から4日でようやく佐渡を一周したと言うのに。
  できれば全国の道の駅すべてを廻りたいとも言っていた。手始めに北陸3県(石川・富山・新潟)を制覇
 するため、新井に向かうそう。北海道には7月には行きたいって言っていたから、またどこかで会えるか
 もしれませんね。

  それにしてもこのキャンプ場はいいぞ。無料でトイレもなかなか綺麗で、しかも夜は電灯が点いてて明
 るい!もう言うこと無いね。

  明日はここから10kmほど漕いで7時のフェリーに乗らねば。最低でも5時半、出来れば5時に出発した
 いから、朝も早い。ということで早く寝よう。


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