自転車日本一周リアルタイムログ!
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2005年 5月 6月 7月 8月 9月 10月


10月9日(日)<139日目> 現在地⇒青森県むつ市「国設薬研野営場」

 初タンデム!

  07時30分起床。朝から青空の広がるとても気持ちのいい朝。テントの夜露も蒸気へとその姿を変え
 て行く。出発するには絶好の天気だ。
  早めに出発しようと、昨日途中まで書いていた日記を一気に仕上げてしまう。
 
 朝の薬研野営場。

  アンドリューも今日出発するそうで、テントを撤収してパッキング。
  ここで薬研名物「出発できないぞ攻撃」が炸裂!せっかくのパッキングをほどいたり、荷物を隠したり…
 かなりの洗礼を受けるアンドリュー。それだけここに溶け込んでいたってことだ。
  みんなに見送られて出発した彼。薬研から県道に出るダートで何度も止まって振り返り、行きたくないよ
 〜と言いながら泣く泣く出て行った。
  あまりにも何度も止まってこっちに手を振るので終いには「早く行け!」と突っ込まれたり(笑)

  さて、私もパッキングの準備をしていると向こうから「デ〜デン、デ〜デン♪」と不気味なジョーズのテー
 マ曲が
口ずさまれて来る。
  やばい予感がしてテントを閉めると今度は「か〜ごめかごめ♪」とテントを周回する人が4人ほど…。
 バシバシッとテントを攻撃。怖いよ〜やめてくれ〜(笑)

  観念して外に出る。実際私も出発しようかちょっと迷っていたときに「今日尻屋崎まで流木を拾いに行
 って、夜キャンプファイヤーです」って聞いて出発を断念!
  あ〜、出発できなくて残念だな〜♪

  そうと決まれば話は早い。尻屋までバイクで行くので私も一緒に連れて行ってもらうことに。タンデムな
 んて初めてだな〜。

  次元さんにヘルメットとサングラスと皮手(キャンプとかに使うふつう〜の)を借りて、前原君のケツに乗
 る。オフロードなので高くてちょっと怖かったけど、走ってしまえばそうでもない。
  しかしバイクは早いな〜。尻屋までの約40kmを1時間もかからないでいくんだもん。これからまた自転車
 で行くであろうルートも確認できて良かった…かな?

  途中、先に出発したアンドリューに追いつくかとも思ったけど、結局その姿を見つけることはできず、や
 っぱり自転車も結構早いと再確認。

  お昼前に尻屋崎に到着。寒立馬(かんだちめ)と言うごっつい馬がそこらじゅうを歩いている。祝日の中
 日とあってか人も多く賑わっている。
  確かにその気持ちは分かる。すごくいい岬だ。今まで色々と岬を回ったけど、これほど賑わっていた所
 は少ないと思うな。
 
 素敵な光景だこと。

  一とおり撮影して岬にある灯台食堂でラーメンライスを食べる。ここにもおでんが売っていたけど夜まで
  ガマンガマンっと。

  お腹も一杯になったところでいよいよお仕事の時間。少し外れたところに海岸まで降りれる道があり、
 そこには山のように流木が落っこちている。
  初めは次元さんに借りたバカでかいバックパックにだけ一杯にして持って帰ろうと思っていたんだけど、
 気づけばとてもザックには入りそうも無い巨木がゴロゴロと集まり、バイクにくくりつけて帰ることに。この
 作業がまたおもしろい!変わった形の流木を拾ってきてオブジェにしたり、端から見たらかなり怪しいバ
 イク
の完成だ。
 
 こんな感じ。笑いをとおり越して凄い。

  記念にと再び灯台に戻って記念撮影。スーツにも関わらず寝転がって写真を撮ってくれたおじさんあり
 がとう!

  帰り道、さすがに行きと比べると空気が冷たくなってきた。途中にあるレストハウスに立ち寄って、キャ
 ンプ用にナスとみょうがを買って、3人でブルーベリーアイスを食べる。まいう〜。

  そこからはノンストップで薬研まで。大畑から薬研に入る県道4号はかなり冷え込んできている。日に当
 たるところが少ないって事もあるけど。

  野営場を通り越して、次元さんのいるレストハウスに直行だ。次元さんに拾ってきた流木を積んである
 バイクを披露して少しばかりの休憩タイム。
  ハワイのコナコーヒーをベースにしたオリジナルブレンドコーヒーはとっても香り高いおいしいコーヒーで
 した。ごちそうさまです。
 
 絶品のコーヒー。薬研のレストハウスに来た時は是非!

  野営場に帰って前原君と老人福祉センターへお風呂に入りに行く。たったの100円だけどシャワーも有
 り体も洗える唯一の場所。
  ちょろちょろっと「ジョウロかお前は!」と言いたくなるシャワーにはやられたけど、あるだけマシって感
 じ。100円だしね。
  1週間以上ぶりに体を洗ってさっぱりした〜♪しかし一歩外に出ると寒い〜!せっかく暖まったのにす
 ぐに冷えてしまったよ…。

  再び野営場に戻って買ってきたナスを切って下ごしらえ。みょうがはサービスで貰ったんだけど全部腐
 っていてパーだ。もったいないな〜。

  18時になったので今日もおでんを求めて前原君と歩き出す。昨日ラストおでんと言っておきながら何故
 今日もここに
いるのか…
  なんてことは深く考えずに食べる。ここに来てから夜はこれが主食になってしまった(笑)
  私達が食べていると、大畑の人らしき2人がおでんを求めて来たものの、蓋をあけたとたんにがっかり
 だ。それもそのはず、ほとんどのおでんを薬研メンバー5人で食べつくしてしまったのだ(笑)
  中身は真っ白な大根ばかりでした…。薬研メンバー大笑いだったよ。

  たまにどこぞ
 の社長さんが来ておでんを大量に出汁ごと買って行ったことがあったそうで、その時は次元さんたち、か
 なりがっかりしたみたいだけど。社長買いならぬ、部長買いくらいの私達でもこれだけ残念な思いをさせ
 てしまったのに出汁がなかったら絶望的なショックを味わうことだろう。これは薬研3大がっかりの1つ。
  他からも買い求めに来るくらいここのおでんは最高!ちなみに今日の私は9おでん(薬研単位)、ゆうさ
 んなんて12おでんだ。
  単位と言えば薬研には昔、他にも単位があり、1薬研=300円(当時のキャンプ場の値段)だったそう。
 「やっべ〜、今日4薬研も使っちゃったよ」ってな感じで使う(笑)。それだけあれば薬研に何泊できるかが
 すぐに分かるのだ!
  ちなみにちなみに、現在は使われていないが1薬研=10おでんです。

  21時頃からはお待ちかねのキャンプファイヤー。さすがに流木は萌える燃えるね〜。おでんから帰って
 きたときに小麦粉を練ってベーキングパウダー風とかカレーとか4種類のパンもどきを作っておいたので
 それを焼いて食べてみる。さすがにチョコレートチップ&ニンニクパンはかなり微妙な味がしたよ…。

  途中、女性2人が混ざったあたりから一気にヒートアップ!誰かが置いていった泡盛の一升瓶を回し飲
 み(沖縄ではおとおしと言うらしい)しながらファイヤ〜。最終的には三沢基地の米軍さんまで混ざって宴
 会だ。英語喋りたいな〜。

  さすがに泡盛はきいたらしく、ダウンする人が続出!一人消え、また一人消え、ベンチから落ちる人あ
 り、芝生の上に寝込む人あり(←次元さんだったりする)ですごいことになっていた。
  結局最後まで生き残ったのは私と前原君だけで、それも3時には「寝ますか…」とようやくの就寝。
 
 前とはまた違った炎を出す流木。

  明日はきつそう…。この時点で既に移動する気がでていなかった…。


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