自転車日本一周リアルタイムログ!
HOMEメビウスの叫び自作の魂サバイバル・マニュアルプリウスの愛情我写真館LOG BOOKリンク集メール

2005年 5月 6月

6月24日(金)<32日目> 現在地⇒北海道苫前郡初山別村「みさき台公園キャンプ場」

 後悔

  05時45分起床。朝からネットで天気とかバイト情報を調べた。バイトについてはちょっと難しい気がする
 な。ハローワークだからあんまり出ていないのかもしれない。実際に行ってみないと駄目かな〜。

  このライダーハウスの談話室の厳守事項が面白い。消灯01時というのはわかるけど飲酒時間が17時
 以降!と明記されているのだ。放っておけば朝から飲みだす人が多いかさんぐらすらだろうか?
  自転車生活を何十年も続けて世界128カ国も周ったというおっちゃんに北海道の見どころとか、これか
 らある登りトンネルの回避方法などを教えてもらった。
  「今日出発する人いるんですか?」と女性JR'r。「私出ますよ」と言うと「えっ、出るんですか?」と言われ
 た。すでに7時を回っていても朝食を取って全く出発する気のない私だったからだ。皆口々に「チャリダー
 がこんな時間までゆっくりしていていいんですか?」とか、「チャリダーは7時には出発するものだ」等と言
 われたけどいいんです。これが私のスタイルだから(笑)。朝はゆくり、昼もゆっくり、いつでもゆっくり。
 基本スタイルですよ、私の。現在07時30分過ぎ、未だに準備する気無し。
  朝食を食べてから洗濯物を取り込む。洗濯するならライダーハウスだね。洗濯機使えるし。コインラン
 ドリーで500円使うくらいなら1,000円出してもライダーハウスに泊まったほうが良さそうですな。

  09時頃写真を撮って出発。「今日出るのやめれば?」の言葉にかなりぐらつく。居心地いいんだもんな
 ぁ。いやいや、それでも出発しなきゃ。8月19日にこのライダーハウスで毎年恒例のお祭りがあるらしい。
 行きたいけど戻ってこなきゃいけないしなぁ。来た道戻るのつらいから多分顔出せないだろうな。残念。
  余談だけど通称「オクレ」さんにフル装備の“正統派”チャリダー久しぶりに見たと言われた。
 
 みつばちハウスARFのメンバーと。ちなみにバイクのエンジン音「ブンブン」からきているらしい。

  R232は海岸線ギリギリを走る。南西の風が強く吹き、波しぶきが体に掛かる。サングラスも飛沫がかか
 って視界が曇る。しかたないから外して走るしかない。
  それでも追い風に乗って快調に走り、20km/hほど出ていた。左舷後方かrの風でたまにバランスを崩
 して危ないこともあったけど…。

  10時40分道の駅「おびら鰊(にしん)番屋」に到着。ここには明治時代に当時の生活漁業文化を今に
 残す国指定重要文化財「旧花田家番屋」というのがあるけど350円かかるから見学は却下。あんまり面
 白そうじゃないんだもん。外だけ写真に撮った。

  道の駅から苫苫前(とままえ)までも十町そのもの。セイコーマートでハンバーグ弁当なんぞを食べてし
 まった…。いつものとおりパン食べたばっかりなのになぁ。

  出発しようとしたらロードのチャリダーが通っていった。ん?あれってシェルパ斉藤さん?あづみさんか
 ら今斉藤さんが南下中と聞いていたけど、まさかね〜、こんなに遅いわけないよね〜。っと手だけ挙げて
 別れた。この判断が間違っていたと気づくのはもう少し後のこと…。

  苫前からはそれまでの平坦な道が嘘のようにアップダウンが続く。話には聞いていたこれだけ続くとい
 やになるわな。登れない坂は無いんだけど。
  10kmほどで羽幌(はぼろ)にある道の駅「ほっと・はぼろ」に到着。ホテルのロビーが道の駅になってい
 て、これもちょっと珍しい駅だ。別に面白いものもなかったのでスタンプだけ押して退散。
  ん…?スタンプと言えば、あ〜、ライダーハウスのスタンプ押してくるの忘れた〜。んん、いい記念にな
 ると思ったんだけどなぁ。

  ここ羽幌からは天売(てうり)、焼尻(やぎしり)という島へ行くフェリーが出ている。あまり知られていない
 島だけど、ここにしかいないオロロン鳥という鳥がいたり、なかなか魅力的な島らしい。ただ今回だけは
 時間がないから泣く泣く通過。またいつか訪れてみたいと思う。

  ふと携帯を見るとメールが来ていてあづみさんからだった。シェルパさんが留萌に向かっているという
 内容だった。ああ〜、やっぱりさっき会ったのは斉藤さんだったんだ〜!!
  メールによれば斉藤さんも私に会いたがっていてくれたそうで、声を掛けなかったことが悔やまれる。
 BE-PALに載るかもしれないチャンスだったのに…。けっこう早い時間のメールで気づかなかったことが
 痛すぎて悔やんでも悔やみきれない思いだ。まあ、斉藤さんも何回かに分けて日本一周するみたいで、
 沖縄にも行くそうだから、今度はWEBページ、いまどこシェルパを見ながら確認しよう。

  そこからもアップダウンは続く。話によれば22kmで22箇所、つまり1kmづつアップダウンを繰り返すとい
 う。今何箇所越えたかな?そんな気持ちも最初だけ。坂の頂上から見えてしまう次の坂は憂鬱なほどき
 つそうだった。超えるしかないのね。
  ここで北海道初、車から手を挙げられた!なんか遅い車だな〜って思っていたら助手席の女の子(多
 分が窓から手を出して親指を立てている。おお〜、北海道は素晴らしい、坂なんかどうでもいいぞ、なん
 て気持ちになってくるね。

  17時、みさき台公園キャンプ場に到着。天文台もあって設備も整い、何より最高のロケーションで、と
 ても無料とは思えないところだ。(ただし夏季のみ有料)
  オートバイ3人、自転車2人、徒歩1人、車1人というメンバーが集まり、早い時間帯から宴会に。
  京都の天橋立で民宿をしているキャンプネーム越後屋さんは私と同じくスノーピークファンで、テントも
 同じランドブリーズソロの色違い。カメラもD70で趣味も合う。越後屋さんはソロテーブルBAJA(バハ)を
 持って来ていた。私も迷った挙句置いてきたのだが、実際に使っているのを見ると持ってくるべきだった
 …。稚内の友人のところへ送ってもらうか。バックパッカーが持ってこれるんだから自転車で持てないわ
 けないし。テーブルあるとけっこう便利なんだよね。っと、また装備が増えていく。
  越後屋さんと。目的は富良野スノーピークウェイ。行きたい!

  宴会は広島から車できたおっちゃんが音頭を取る。今回のキャンプのために自分で作ったジャガイモ
 を持ってきてくれて、酒まで振舞ってくれた。群馬のキャンプネーム:大仁田さんというハーレー乗りの
 方にはお米も5kgくらいあげていた。私は重くなるので貰わなかったけど。
  あと、地元が東京で沖縄で生活していて、この夏に利尻でコンブ漁のバイトが決まったという林田君は
 珍しい楽器をたくさん持っていた。昨日ライダーハウスで一緒だったマサ君が小さい太鼓を叩き、林田君
 とセッション。夕日が落ちるキャンプ場に素晴らしい音色が響く。ライブもいいけどこんな野外の突発セッ
 ションもカッコイイ!
   林田君(左)とマサ君。いい音楽をありがとう。

  キャンプ場からの夕景。小さく利尻山を望む最高の天気。

  宴会途中で越後屋さんと林田君と一緒に天文台へ。大口径のレンズを通して見るさそり座のアンタレス
 、M13星団、こと座のベガ(おり姫)。今夜は最高の夜だ。
  ただ、木星を撮影したけどうまく撮れなかった事が残念だ。

  夕飯をしっかり食べていなかった(酒とイモだけ)ので3人でジンギスカン。北海道初のジンギスカンを酒
 を酌み交わしながら食べる。最後にうどんも入れて、これが旨い。
  キャンプ場の皆と。何人かとはまた会えるでしょう!

  23時頃まで付き合っていたけど私は明日稚内まで走ろうと思うので日記を書いて早めに寝ることに。
 明後日雨の予報だったので予定を繰り上げて明日のうちに稚内まで頑張ろうと思っている。
  しかし今日の夜は寒い!すでに夜露でテントがびしょびしょになっているじゃないか。明日は朝から晴
 れて乾いてもらいたい。


前日の日誌へ     平面航法で行く自転車日本一周ログトップへ     翌日の日誌へ

HOMEメビウスの叫び自作の魂サバイバル・マニュアルプリウスの愛情我写真館LOG BOOKリンク集メール