自転車日本一周リアルタイムログ!
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2005年 5月 6月 7月 8月 9月 10月


10月11日(火)<141日目> 現在地⇒青森県東通村「尻屋崎ゲート手前の休憩所の外」

 薬研峠を越えて

  07時30分起床。マコト君が07時のフェリーに乗るから05時には出るって言っていたので一度は05時に
 目覚まし
をかけておいたのに起きれるはずもなく二度寝…
  しかし起きて管理棟に行ってみると彼まだ寝てるし(笑)
  そりゃそうだよな、02時まで起きていて05時に出発なんて絶対無理だ。

  と言う事で、昼の便に乗ることにしたそうな。「また時間が出来てしまった…」って言ってた。

  次元さんも起きてきてモーニングコーヒーを頂きながら日記を付ける。これ書いてからだから私の出発
 もお昼になるなぁ。

  夜から朝にかけて弱い雨が降っていたけど今は晴れている。びしょぬれのテントもほおって置けばいい
 とこ乾くでしょ。

  日記を書き終わってからメールのチェックの為に携帯圏内ポイントまで移動。大阪の兄から「生きてる
 か?
」メールが来ていた。10日ほど更新してないのかな?

  次元さんはこことは別の仕事の為に出勤する時間になり、出発間際におにぎりをにぎってくれた。この
 野営場のヘビーユーザーが口に出来ると言われるおにぎりで「次元爆弾」と言う。
  これがまたでかい!今日の夕飯にします。ほんと色々とありがとうございました!

  11時前からようやくパッキング作業に入る。1週間もいると荷物が散乱していたりして思わぬ時間をくっ
 てしまった。
  寝袋が湿っていたので干して乾かし、テントも日向に移動して乾かす。張りっぱなしだったテントの下の
 芝生は少々枯れ気味だ。久しぶりの新鮮な空気に喜んでいるだろうか?

  マコト君は今日こそ本当に北海道に向かう。1週間楽しい時間をありがとう!これからの北海道、特に
 道東なんか厳しいと思うけど、死なないように、元気に薬研に戻ってきてください。

  私は全てのパッキングが終了したけどまだ出発はしない。最後に隠れがっぱの湯に入ろうと思って野
 営場の自転車を借りていく。子供用のマウンテンバイクもどきだけど、フルパッキングの自転車よりはよ
 っぽどマシだ。
  何度もとおった道を登って温泉に到着。ラッキーなことに誰もいない。今のうちに写真を撮っておく。実
 はこの隠れがっぱの写真をまだ撮っていなかったのだ。昼間に入るのも初めてだし。
  でもさすが一番の人気温泉。すぐに人が集まってきた。残念ながら(?)地元のおっちゃんばかりみたい
 だったので早めに上がる。
 
 隠れかっぱの湯。道路沿いにある超開放的な温泉。

  13時前に野営場に到着すると、斉藤さんが「コレ食ってからでも遅くないでしょ」とまたしても焼きうどん
 を作ってくれていた。最後の最後まで感謝の仕様が無いくらいお世話になりました。

  ここ薬研野営場は峠です。超える(出発する)にはかなりの勇気と労力が必要です。私なんか2泊のつ
 もりが気づけば7泊もしていました。
  標高差約70m程度の峠を1週間かけて登りきってしまった。魅惑という名の素敵な峠でした。

  さて、いよいよ出発の時。斉藤さんと前原君に見送られながら1週間いた薬研を後にする。
  楽しかった、また来るぜ〜。バイバイ薬研温泉!薬研野営場!!

  久しぶりに重い自転車を漕いだので少々ふらつくな。っと、もうすぐ大畑ってところでバイクが2台、私を
 追い越してからUターンで戻ってきた。
  すると、「ポラちゃんでしょ?」と聞き覚えのある声。
  函館のライムライトで会ったライダー2人だった。まさかこんなところで再会するとは思いもよらなかった
 ので驚いたけど嬉しい。約10日ぶりの再会がこの薬研とは…。かっぱかなぁ(笑)

  今日の移動距離は40km程度。出発が遅かったし、久しぶりって事でエンジンをウォーミングアップさせ
 なきゃね。いきなり全開なんてもってのほかだわ。

  先回バイクで流木を拾いに来た尻屋崎を目指して走る。バイクではあまり感じなかったけどそれなりの
 アップダウンがあるけど日本海側ほどではないな。まあ、これから三陸が控えているけどね。

  この間来た時、尻屋崎への入り口にあるゲートの前に休憩所があったので、そこに泊まれればいいな
 とは思っていた。しかし、管理人のおじさんに聞いたところ、17時で閉めるって言われてショック!
  ん〜、でも入り口の屋根がかかっているところにテント張って寝ようっと。
  閉まっちゃってるからトイレも無いけどなんとかなるでしょう。

  17時になったけどなかなか閉まらない。どうなっているのかと様子を見ているとここの関係者らしきおじ
 さんが来て「もうすぐ掃除の人が来るから、その人が行ったらテント張っても大丈夫」と教えてくれた。おっ
 こうなれば半分公認されたものじゃないか!
  更にその人は帰る前に飴玉をくれた。ありがとおじさん。
  話の中では家に泊めてくれそうな勢いだったけど、むつは遠いです。来た道戻らなきゃいけないし…。

  18時前にようやくテントを張ることが出来た。今日の日没は17時04分。随分早くなったものだ。これから
 更に日が短くなると思うとちょっと憂鬱。その分朝は早めに出発しないとな。

  テントを張って作ってもらった次元爆弾を食す。デカイ、ウマイ!おかかとコンブの巨大なおにぎり、最
 高です。…あそこは本当にキャンプ場なのか?キャンプ場風のレストランじゃないよなぁ(笑)
 
 これが次元爆弾。大きさは分からないと思うけど。

  食べ終わった頃にアンドリューからメール。壊れたデジカメの代わりにニコンの一眼レフを購入したそ
 うだ。しきりに「一眼欲しい」って言ってたもんな。これで今よりワンランクもツーランクも上の写真が撮れ
 て旅も面白くなるよ。まさか私と同じD70じゃないよな。

  更に地元の友人から電話。別の友人の結婚式の2次会でのイベントについての相談だった。私も招待
 されていたんだけど行ける補償がなかったのでやむなく欠席にしてもらったのだ。
  彼は出席できない人のビデオレターを流したいそうで、私にビデオとって送ってくれと言うではないか!
 「無理っ!」電報は打つつもりだったけどビデオなんか持ってないし。
  大阪まで行ければ可能だけど、時間的余裕もいるだろうし。
  そしたら、「じゃあ撮りに行くわ」と彼。
  マジっすか?そりゃ嬉しいけど、ビデオもこれから用意するみたいだし、その編集も頼まないとだし。ま
 っ、来てくれるのは非常に嬉しいので、楽しみに待ってます。


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