自転車日本一周リアルタイムログ!
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2005年 5月 6月 7月 8月 9月 10月


10月12日(水)<142日目> 現在地⇒青森県三沢市「小川原湖畔キャンプ場」

 いつになったら繋がるの?

  05時40分、日出と共に起床。とりあえずテントマットとシュラフをたたんで外に出てみると清々しい青空
 が広がっていて、今日もいい日和になりそうだ。

  06時10分頃に乗用車が1台この駐車場に停車。休憩所の鍵を開けに来たのだ。「早っ!」
  扉の前にテントを張っていたので「すいません」と言いながらテントを引きずり出す
  「本当は07時からなんだけどこれから釣に行くから開けに来た」とおじさん。
  気の優しい方だ。しかしこれはラッキーだよ。それほど寒いと言う感じはしないけど早めに中に入れる
 んだから。

  パッキングを済ませてから休憩所の中で朝食。電源もあったので日記を書きつつ朝食。ここには寒立
 馬を外に出さない様にするためのゲートがあって、それが開くのが07時だ。

  07時にゲートが開いたので最後の準備を整えて出発。尻屋崎を周るためにゲートをくぐる。ゲートから
 はほんの2kmほどなので直ぐに着くけど、やたらと軽トラックが多い。地元の方が仕事に行くんだろうけど
 全てが軽トラだと笑えるよ。

  ついこの間バイクで連れてきてもらったので今日はただ周るだけ。さっさと周って反対側のゲートに行く
 とこっち側は08時45分にならないと開かないって書いてある!
  …何故だ?時間差をつける意味が全く分からないがしかたないので時間になるまで待つ…訳がない!
 歩行者用のゲートから無理やり出てやった(笑)だってまだ1時間あるんだもん。
 
 とある神社。コスモスが綺麗だった。

  尻屋を周遊したところで昨日来た道を少し戻る。下北半島の太平洋側をとおる県道248号は車もほと
 んどとおらない、孤独感たっぷりの道だ。バイクではそうでもないかもしれないけど自転車だと特に感じて
 しまう。これが徒歩だったら更にでしょう。

  ようやくR338に入ったところで気になる看板。あるコンビニの看板で、「これより六ヶ所村までコンビニ
 無し」と書いてあるではないか!
  そりゃまずいぞ。六ヶ所まで30km以上あるんだから。さすがにチョットやばそうだったのでそのコンビニ
 に立ち寄って補給することに。
  車で50秒って書いてあったけどけっこう遠かった様な…。得てしてそんなもんだよ。

  コンビニでパンを買って食べていたら地元の人が来て少し話す。六ヶ所村に入る手前の峠は自転車じ
 ゃ厳しいとか、これからの道がどうなってるとか教えてもらった。聞くところによるとなかなか手ごわそうな
 道だ。

  10時にコンビニを出て少し走るとサークルK…。お〜い、コンビニあるじゃん!しかも超メジャー!!
 ジャロに言ったほうがいいっすよ。

  まあいい。これからおそらく本日の最大の山場であろう白糠という集落の峠に差し掛かる。
  さっきのおじさんはとても自転車に乗っては登れないと言っていたけど、登っちゃいました(笑)しかもか
 なり余裕ぶっこいて途中で止まって景色を堪能したり。普通途中で止まると漕ぎ出しが大変だったりする
 んだけどね。だてに日本一周中のエンジンじゃないですから。

  しかしこの峠で参ったのは道の狭さ!本当に国道か?と思えるくらい狭く、行き違いもやっとの所もあっ
 たな。しかもそこをトラックがガンガンとおっていくんだからたまらない。
  さすが3桁国道。300番台にもなると違うな。その辺の田舎道よりもやばかった。

  ちょうど12時に六ヶ所村の中心部に到着。コンビニ(みたいな所)に立ち寄って休憩。三沢まであと50km
 程だけど、バイパスをとおらなければ5kmは稼げる
  R338のバイパスとの合流点を通過して青看板を見ると、三沢までの距離が一気に縮まっていた。ほ〜
 ら。距離ありすぎだと思ってたんだ。
  原発港を眺めながら走っていく。

  この辺で地図を見てみたら、下北の日本海側にある道の駅よこはまで寝たのが6月11日になっていた。
 実に4ヶ月もかかって戻ってきたことになる。あっという間だと思っていたのに長かったんだなぁ。そうだよ
 、今寒いもん!
 
 出発したときは田植えが終わったばかりだったのに…。

  国道を外れて県道170号の小川原湖ルートを走る。今日のキャンプは小川原湖畔にしようと決めていた
 ことと、道の駅があるからだ。別に道の駅はこだわっているわけじゃないけどなんとなくルートとかぶった
 から。

  14時に道の駅「みさわ」に到着。東北初の駅だったのでスタンプブックを購入して押す。東北はどれくら
 いまわれる
だろうか?
  でもまだ14時か…あと15kmもくらいしかないから早く到着してしまうけど。行こうと思えばまだまだ先に
 進めるけど、先にキャンプ場はないし、あまり街中だとちょっと…。

  キャンプ場まで2kmの看板を見て「もうちょっとだ〜」と思ったのもつかの間。2kmくらい走ったらまたして
 もあと2km
の看板…。どうなっとんねん!

  どうやら道に迷ったらしく、周辺をさまよってようやく到着。いやいや、一時はどうなることかと思ったけ
 ど着いて良かったよ。

  さすが三沢は米軍の基地があるだけあって戦闘機がガンガン飛んでいる。「ゴォ〜」っと、けたたましい
 音が四六時中轟いている。日本で言う寮もあちこちで見かけ、バスケットゴールが置いてあったり、国旗
 が掲げてあったり、いかにもアメリカらしい光景がミスマッチしていて面白い。

  管理している事務所で手続きすると、200円で泊まれる場所はトイレからメチャメチャ遠いことが判明。
 別にどうってことないけど、なかなかひどい仕打ちだ。しかも誰もいないし。寂しい夜になりそうだ。アイス
 を買って食べていると兄さんが話しかけてきた。ここから温泉までの道のりを詳しく教えてくれて感謝。

  まだ時間があったので小川原湖畔を少し散歩。綺麗なところなのに人が少ないのは何故だろう?やっ
 ぱりシーズンオフだから?
 
 小川原湖。とっても素敵な場所です。

  夕方になって近くの温泉へ歩いていく。10分も歩けば十分にたどり着く距離だし、わざわざ自転車に乗
 って行くこともないだろう。

  温泉のは市民100円、市外150円。さっきのお兄さんが「市外でも市民券で通用する」って言っていたけ
 どそんなことはしませんよ。きちんと150円払ってお風呂に入る。
  これでもアホみたいに格安な料金なんだから。

  ひとっぷろ浴びてから休憩室で日記書き。コンセントを拝借して快適だけどここでもPHSは繋がらず…
 三沢市内、最悪八戸まで無理なのだろうか?早めに圏内エリアマップを入手しないと、三陸ではアップの
 タイミングがポイントになってくるだろうから。


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