9月2日（金）＜現在地⇒北海道礼文町「久種湖畔キャンプ場」
さらば利尻！
06時30分起床。いよいよ利尻最後の日だ。
すぐに出発の準備に取り掛かる。荷物をパッキングして自転車に取り付け、2ヶ月間お世話になった布
団からカバーを外す。
09時30分、ゴミ出しの為に川一へ顔を出す。もう本当に最後と言うのにあまり悲しいという思いは湧い
て来ない。やりつくして思い残すことはないからだろうか？
来たくなったらまた来ればいいし、その時温かく出迎えてくれる場所があるということは素晴らしい事。
一旦戻って自転車を取りに行き、川一の前でみんな揃って記念撮影。2ヶ月間本当にお世話になりまし
た。また絶対来ます！！
オーナー、ママさん、仕事はきつかったけど面白かったです。ヒデさん、また遊びに行きましょう。ナベさ
ん、若貴に通い続けて下さいね。ミナさん、モエちゃんと一緒にいつまでも明るい家庭を。ノゾミさん、ユミ
さん、カラオケまた行きましょう。ユキちゃん、しっかり食べましょう。
みんなみんな、ありがと〜！お元気で。
川一の人達ともお別れ。みんな元気で！
元気一杯見送られながら10時に出発。
「はたけやま」に顔を出してツヨシさんに挨拶。お別れにスポーツドリンクを頂きました。ありがとうござい
ます。また来年、釣りに行きましょう！
久しぶりのフル装備自転車に荷物が重い…。配分が悪いのか、勘が戻らないのかフラフラしながら進
む。すぐに足に来てしまってケツも痛い。
だいぶ鈍ってるな〜。ほとんど旅の初期の頃のようだ。
2ヶ月前を思い出すようにペダルを回して行く。それでも少し走ると慣れてきた。
11時に「麗峰湧水」に到着。ここに水を汲みに来た人に「何処から来たの？」と久しぶりのフレーズが
懐かしく嬉しい。「私は旅を再開したのだ」と改めて思った。
11時30分、沓形フェリーターミナルに到着。1時間も早く着いてしまった。
しかし人居ないなぁ…。もう観光シーズン終わりかな？
ちょうどフェリー「ボレアース宗谷」が入港してきて、あれに乗るのか〜。相変わらず入港スピードは脅
威的だ（笑）
乗船してすぐに日記を書いているけど眠すぎ…。あ〜、フェリーに乗ったはいいけど礼文の計画全く立
ててないし。まっ、なるようになるか。
あまりに眠かったので出港と同時に爆睡ZZｚ…。
誰かが言い合っている声で目が覚めた。どうやらツアー客が帰る空港について添乗員に文句を言って
いるようだ。聞けば伊丹だか関空だかの騒ぎだ。ってか、そんなのどうでもいいから静かにしてくれい。
こっちは眠いんだ。人に迷惑かけてるって思わないのか？関西のオバサンは？
多少揺れた40分の航海を終えて礼文に到着。雨だ…。どうしよう…。
とりあえずターミナルでパンフを貰って様子見。それより今日は何処に泊まろう？？コースも全然決め
てないけど、とりあえず8時間コースは歩きたい。
待てども待てども雨は降り止まず、雨足は強くなるばかりだ。…と、1人のライダーが雨宿りに来た。彼
はバイクで日本一周するそうな。9月になってもまだ多いね。
15時に雨も小雨になってきたので出発。2時間も足止めを食ってしまった。
とりあえず北上だよね。明日8時間コースを歩くにはできるだけスコトン岬に近づいておきたいけど、も
うこんな時間だし、今日はあまり走りたくない。
「礼文島 道は平坦 つまらない」
などと俳句を読んでいる場合ではない。おそらく天気のせいだと思うけど、走っていてあまり面白くない
のだ。平坦な道は助かるけど。ああ、利尻が恋しい…。
宿泊場所は散々迷った挙句に「久種湖畔（くしゅこはん）キャンプ場」にした。
ここを拠点に明日はスコトン岬まで自転車で行って8時間コースを歩いてからバスかヒッチハイクで再び
スコトンに向かい、自転車を回収してからキャンプ場に戻るという計画だ。
バスの時間もかなりシビアなのでヒッチハイクの可能性もあるってこと。
このキャンプ場を選んだ理由は、ただ久しぶりにキャンプしたかったから。テントを張りたかったのだ。
旅宿で「星観荘」も考えたけど、2泊するとなると宿泊費がかさむということもあって却下。桃岩荘について
は今回は泊まらない。船の出迎えは面白かったけど、そもそも桃岩方面に行くかどうかも怪しい。
夕食はミートソース。ガソリンストーブの使い方も忘れてしまって、点火・消火の手順を間違う！マジか
よ！？と自分に突っ込むも、こんなのはすぐに慣れるだろう。
なんか今日は気分が乗らない…20時に寝てしまった。
