9月13日（火）＜113日目＞ 現在地⇒北海道斜里町「国設知床キャンプ場」
世界遺産の地へ
06時起床。朝方にザッと雨が降り、中に入れてあった自転車も方舷だけ濡れてしまった。夜はいつもレ
インカバーを掛けているので大丈夫だだったけど。
今日は風が強い。北風なので助かるけど寒い！昨日までの暑さはどこに行ったのやら…。
相変わらずウヨウヨいる蚊と格闘しながらテントを撤収してパンを食べる。昨日は遅くに到着したので、
道の駅は閉まっていたから、今日09時に開いたらスタンプラリーに参加しようと待っていた。
床にすることがなかったのでトイレにこもってデジカメ画像にコメントを入れていく。もうすぐ4ヶ月になろ
うとしているのにまだ500枚も撮っていない。途中の景色とか、面白いものとかもカメラを出すのがおっく
うになって撮らなかった事もしばしば。もっと沢山記録を残さねば。
ようやく09時になったのでスタンプブック（100円）を買って、ここ「はなやか小清水」のスタンプを押す。
予定では北海道のスタンプ14個しか押せないので「チャレンジ賞」止まり。多分応募はしないだろうな。
09時10分に知床「ウトロ」へ向けて走り出す。ご存知のとおり、ごく最近「世界自然遺産」に登録された
世界の知床へ。
強い北星の風に乗って20km先の斜里（しゃり）まで1時間ちょっとで着いてしまった。ここで食料を調達。
久しぶりにスーパーで買い物した気がする。
斜里から知床までは40kmあるが、時間はまだ11時。余裕だ。
ところが、R334知床国道に入る頃から雨が降ってきた。小雨で、大降りにはならないと思ったけど一応
バッグにレインカバーを掛ける。、
知床国道のほぼ全域に設置荒れていた鹿避けフェンス。
12時、峰浜のドライブインで休憩していると車が1台止まっておじさんが話しかけてきた。
羅臼（らうす）方面から峠を越えてきて、頂上で2人の自転車を見たそうだ。何と彼らは押さずに漕いで
登ってきたという。スゲ〜。
私も登るウトロ側の坂は羅臼側のそれよりも楽とは言え、相当きついはずだ。それを1時間20分で登っ
たと言うのは凄すぎ。
このドライブインからは何もないのでただひたすら漕ぐ。
20km程で「オシンコシンの滝」に到着。ここだけは山ほど人がいるそ。
観光バス、乗用車、バイクが一杯だ。
落差80mの滝は圧巻！人も多い！びっくりしたわ。
マイナスイオンをたっぷり浴びてお土産屋さんを見ると、「網走刑務所」の帽子発見。「何故ここに？」
という疑問はさておき、買おうかどうか本気で悩んだ（笑）
でも結局見送り。本州でかぶっていたらなんか恥ずかしい…。
オシンコシンの滝。知床8景だそうです。
しばらく雨が止むのを待っていたら14時くらいに上がったので出発。もう10kmも無い。
1時間くらいで知床の北側ウトロに到着。すごい観光客の数で、さすが世界遺産。
セイコーマートの前で大学のサイクリング部の人たちに遭遇。総勢10名ほどの団体さんで、東北から
北海道を周るのだそうだ。
団体で走るのって大変だろうなぁ。女の子もいるし、早い人、遅い人もいるだろうから。
それにしても荷物多いな、この人たち。毎晩ワイワイやっているのか？うらやましい…。
彼らと別れてキャンプ場を探すも、何かおかしい。ここだと思ってダートの激坂を登っている途中で間
違いに気づく！違うキャンプ場だ…。せっかくひーこらと登ってきたのに（泣
無駄な力を使ってしまったが、明日登る予定の知床峠入り口を見てしまった…。やばいぞアレ…。
あんなところを登っていけるなんてどんな脚力しているんだ？
もと来た道を戻る。ずっと手前に今日行く予定のキャンプ場への看板を発見。分かりにくすぎ。
また1kmほど登って（押して…）ようやく「国設知床キャンプ場」に到着。この一帯はホテル街で大きいホ
テルが立ち並んでいるのにどこも一杯らしいとキャンプ場で1ヶ月過ごしながら釣りをしている人が言って
いた。「去年はガラガラだったのに」とも。やはり世界遺産の力はスゴイ。
このキャンプ場、鹿が普通にいて、テントの周りの草を食べている。しかもヒグマが出没するらしく、電気
コードが仕掛けてある。う〜む。
こいつらず〜っと草食べてた。夜集団でいると怖いよ…。
近くの温泉へ。3日ぶりのお風呂だ。明日はカムイワッカ湯の滝に行きたいけど、天気がなぁ…。
夕飯はレトルトのカレー。今もっている米を使い切ったらもう米は買わないでおこうかと思っている。重
いし、ナベ焦げるし、時間掛かるしで。主食はパスタに切り替えて行こう。
