神の水を目指して
昨日はラジオを付けっぱなしで寝てしまって、02時30分頃雨の音で目覚めた。ヤバイ！洗濯物干しっぱ
なしだった。
クリームシチューのオールナイトニッポンが流れる中慌てて取り込む。夜は取り込んでおかなきゃ…。
起きたのは07時30分。コーヒーを入れてパンを焼く。久しぶりにゆっくりした朝を過ごす。
09時30分、自転車に積んである荷物を全て降ろし、受付で連泊の手続きをしてバックパックを背負う。
今日は「カムイワッカの湯の滝」へ行くのだ。
バスは知床自然センターから出ていて、峠を2〜3km登らなきゃいけない。しかし荷物を降ろした自転車
は軽く、1段ギアを余らせて登れた。けっこうギリギリだったけど。
明日またここを昇るわけだけど、フル装備で登れるだろうか…。
自然センターについて、ここからカムイワッカまではハイブリッドシャトルバスで行くことになる。とここで
初めて知床五胡まで自転車でいけることを知ったけど、ヒグマ出るらしいし、坂きつそうだしで、おとなし
くバスに乗り込む。
バスは五胡を経由してカムイワッカへ。途中でエゾシカさんたちが大勢いて、乗客は「鹿だ鹿だ」と騒ぎ
立てる。いや、鹿ならキャンプ場にこれでもかってくらいいます。普通にテントの傍で座ってますが…。
ほ〜ら、座ってる。
それにしても人多いなぁ。世界遺産の副作用が出て、平日と言うのにバスは満席だ。温泉も秘湯では
なくなっていてるよな〜。
45分ほどでカムイワッカの湯の滝に到着。「カムイ」はアイヌ語で神、「ワッカ」は水、神の水だ。
更衣室で海パンを履いて澤を登っていく。端っこは滑るので水が流れているところを歩いていくんだけ
ど、温かい！滝が温かいんだからそれはそれは不思議なことだ。日本にはいろいろなところがあるんだ
なぁ。
20分ほど登って滝つぼに到着。ここが温泉って訳だ。
さって、写真でもと思ってピントを合わせてシャッターを…切れない。見るとエラーが出ていて、メモリー
刺してくるの忘れた…。
なんてこった！知床で一番楽しみにしていたところの写真が撮れないなんて…。
と言うわけで写真はおみせ出来ませんがス〜ッゴクステキなところでした。間違いなくお勧めです！
湯は硫黄たっぷりでかなりマズイけど。
そしてここは当然混浴！
水着を着て入るのが普通だけど、中にはフル○ンで入っていた人もいた。アンタ凄いよ…。
若い女の子も結構入っていて目の保養に…いやいや、なんでもないです。
水温はかなり低めで、上のほうにはまだここよりも熱い滝つぼがあるけど立ち入り禁止で行けず。
でも最高でした！また来たいところ。
帰り、自然センターでお昼を食べてお土産やさんに。実は行きにここに寄った特に「熊出没注意」の帽
子に目を付けていたのだ。帰りに即ゲット。これで帽子も復活、明日の峠に挑む準備も出来たってもん
だ。コレかぶって沖縄まで行こう〜っと。
熊出没注意帽子！なかなかいいんじゃない？
登ってきた坂を快適（寒いけど）に下っていくも、明日またこれを登りなおさないといけないのかと思うと
憂鬱。せっかく登ったのになぁ。
キャンプ場に到着して洗濯物の乾き具合を見る。…全然だ。今夜から明日に掛けてまた雨なので近く
の温泉「夕日台の湯」にあった洗濯機で今日の分を洗濯して、乾燥機に掛ける。その間に日記を書いて
いるけど、パソコンの電源コードを持ってくるのを忘れて電源を借りられず、あと何日持つ事やら。
しかし、ここの庶民的な料金のこと。洗濯200円、乾燥に至っては100円で40分だ。もともと北海道は安
いところが多いけど、ここは特に安い！
