2005年　5月　6月　7月　8月　9月　10月　11月

12月20日（火）＜211日目＞　現在地⇒大阪府大東市「兄宅」

　急展開！

　　12時30分起床。
　　昨日電話した四国の船会社はすでに眼中に無い。しかし、もう年末、そろっと今年中のバイトは諦めて
　いた。
　　でも船には乗りたい…。ってことで、もう一度船員の求人情報を洗いなおしてみる。もしかしたらお宝が
　眠っているかもしれないと思って、検索条件を甘くして手広く。

　　と、期間雇用を発見！しかも近畿運輸局！
　…いや、これ前も見たことあるなぁ。
　「ぽちっ」っとクリックして詳細を確認すると…
　やっぱり、期間が来年の4月から11月。これはちょっと無理だよなぁ。

　　！？
　　おや、良く見ると求人元が“大阪港開発技術協会”になってる。これってどこかで聞いたことあるな…
　　！！
　　そうだ、確か“帆船あこがれ”がここに所属していたハズ。まさかと思って船のトン数を見てみると、これ
　またビンゴ！362トン、まさしく“あこがれ”じゃないですか！

　　実は帆船にも乗ってみたくて、旅の最中もちょくちょくチェックしてたんだけど、そうそう欠員なんて出な
　いよな〜と、諦めていたのだ。
　　同協会のホームページによれば、今回は本クルーと別の臨時クルーを2名募集するとのこと。初の試み
　だそうだ。

　　こりゃチャンスですよ、憧れの帆船“あこがれ”（ややこしいな）に乗れるとあっては応募するしかないで
　しょう！？
　　もしも受かってしまった場合には、来年1年間は自転車の旅を中断することになるけど、それはまた来
　年でも出来る。ただ、今回のチャンスは二度と巡ってこないかもしれないのだ。

　　さっそく募集要項を見てみると、年齢はギリギリセーフ（再来年は受けられない）、免許もOK（甲板員な
　のに何故免許が必要かは不明）、募集期間は…おわ〜、あと1週間しかないじゃん！あぶねーあぶねー
　。

　　しかし、この試験かなりの難関っぽいぞ。まず受験資格が4級海技士以上かつ、第一級海上特殊無線
　技士。1次試験が「船員としての一般教養」筆記試験。2次試験が面接。
　　それに受かったかと思えば3次試験として、1泊2日の乗船試験。

　　これらに全て合格してようやく内定が出るんだけど、その後、3月に2日間の整備作業、13泊14日のセ
　イルトレーニング、1泊2日のセイルトレーニングに参加しなきゃいけない。ついでに健康診断も。
　　いや〜、今まで何回か就職の試験を受けてきたけど、これほどの試験は未だかつて受けたことが無い
　ですよ、アタシャ。

　　でも、試験は受けます。これは決めたこと。1次試験から何勉強していいのやらさっぱり分からないけど
　やるしかないっす。

　　帆船は学生時代に3ヶ月だけど乗船していたから少しはわかる…忘れたかなぁ（汗
　　でもマストのてっぺんまでは余裕で登れるぞ！

　　・・・・・・・とにかく、運命の1次試験日は来年1月の17日。どうなることやら。