11月24日(木)<185日目> 現在地⇒静岡県伊豆市「恋人岬パーキングエリア」
やってくれます伊豆半島!
06時45分起床。今日もそれほど寒くなく、伊豆に入って2泊とも寒い朝を迎えていない。やはり伊豆は
暖かい、と実感する。
道の駅なので撤収は素早く。寝袋、マット、テントをたたんでパッキングをし、歯を磨き終わったのが08
時。よし、出発。
まずは朝食。昨日朝用のパンを買い忘れたのでどこかで食べよう。おっ、そうだ、マックあったよなぁ。
下田駅前のマックで朝マックだ。大好きなソーセージエッグマフィンのセット。
食べてる最中にメールが来て、お客の高校生に笑われた。メールの着信音がドラクエのレベルアップ
音なので、それが店内に響いてしまったのだ。あ〜はずかし。
食べて出発は08時30分。今日のルートは結構厳しそうだなぁ。
ほ〜ら、いきなり峠だよ。朝の通勤時間帯とも重なって神経を削る走り。トンネルなんてそりゃ気を使う
こと…。ふらつかないように、ただそれだけを考えながら走ってる。
南伊豆町に入って峠を下ると国道から県道へ。目指すは石廊崎(いろうざき)!ただねー、風が悪いの
よ。西から北西の風がビュービュー吹いてるの。登りなんて上から吹き降ろしてくるし、普通の倍疲れる
な。
後ろからクラクション。荷物を満載したハーレーが二台、追い抜きざまに手を挙げてくれた。
お〜、すげ〜。あの荷物の量からすると彼らも日本一周っぽいな。普通のツーリングバイクは沢山見た
けど、あれだけの荷物は久しぶりに見た。ガッツで楽しもう!
石廊崎に到着。ここも観光地でツアー客が大勢だ。灯台までは15分くらい歩くんだけど、なかなかの坂
と階段で、おじいちゃんおばあちゃんは大丈夫なんだろうか?
私のほうが足が速いので追い越すときに、もの凄く息上がってますけど。
伊豆半島最南端、石廊埼灯台。
灯台の先には石室神社があって、岩に張り付くように立っている。縁結びの神様で、私にはあまり関係
ないからお参りもしなかった。一人で手を合わせても無意味だ…むなしくなるだけ。
石室神社。縁結びの神様。風がつおかった〜。
帰りに売店に寄って水を貰い、が〜っと流し込む。うめ〜!天然湧水って書いてあるけどどこの湧水で
しょう?
ついでにソフトクリーム。かなりの種類があり、やっぱりあった抹茶ソフト。ん〜、でもまだどこかで食べ
られそうなので、ここはマンゴーで。疲れた体には美味しいけれど、やっぱり抹茶にすれば良かったかな
?
石廊崎を出るとまた峠だ…。しかもハンパじゃない坂。地図を見ても山の中突っ切ってるし…。そして
お腹が空いたぞ。ハンバーガー1個じゃ大したエネルギーにならなかったみたいだ。コーヒーに砂糖とミ
ルクを入れるべきだった…カロリー稼いでおかないと。うん、次からはそうしよう。
愛逢岬(あいあいみさき)。絶景でした☆
真面目に腹減りすぎ。峠でコンビニなんて無いし、食べるものといったらチョコレートくらいしか持ち合わ
せていないので、それをかじりながら騙し騙し登っていく。
この峠を越えるまで駄目かなぁ?と思っていたら“峠の茶屋”の看板。
「ああ、やっぱりこういうタイミングで現れるてくれるんだなぁ。」
捨てる神あれば拾う神ありってことか。正に天の助けとはこのこと。
茶屋に到着して、ご飯ものって言ったら赤飯しかなく、田舎まんじゅうを買った。自転車で来た私を見て
店のおじさんがお茶を入れてくれる。唐辛子梅茶、初めて飲んだけど美味しい。体がぽかぽかに温まる
。今日も暑かったので峠を登っているときは久しぶりに半袖になった。でも降りれば寒いので冷えた体に
最適なお茶。ご馳走様でした。
田舎まんじゅうと唐辛子梅茶。餡の甘さと唐辛子の辛味が絶妙でした。
おじさんは
「この峠押してきたの?」
「いえいえ、漕いで来ました!あとどれくらい登ってますかね〜?」
「そうだなぁ、5kmくらいかな?」
「……5キロですか(汗」
間違いなく今日一番の峠だった。道はグネグネ、ヘアピンの連続。所々笑っちゃうくらいの坂が出現す
るし…車が少ないことが救い。
それでも何とか登りきってやったぜ〜。あ〜、箱根越えたほうが絶対に楽だ。
松崎町も温泉地。しかし海岸沿いのアップダウンに四苦八苦だ。東伊豆と違って、ガーンと登ってガー
ンと下る。道も極端に狭い。景色は良かったんだけどなぁ、コレさえなければ。
伊豆はやはり温泉半島だ。昨日は足湯だけだったけど今日は全身入浴☆。港の近くにある「平六地蔵
露天風呂」は無料で入れる混浴風呂だ。
誰もいなくて、看板には2月末まで閉鎖って書いてあったけどお湯張ってあるし、地元の人に聞いても入
っていいよ〜ってんで遠慮なく入浴。
お地蔵様に見守られながら気持ちのいいお風呂だった。あ〜極楽や〜♪
平六地蔵露天風呂。直ぐ目の前では網の修理が行われていました。
と、のんびりしてもいられないのだ。20分くらいの入浴でも十分に温まった。
出発後いきなりの峠…ほんともうヤダ(泣 せっかく温泉入ったのにまた振り出しに戻るだよ。
それにしてもず〜っとず〜っと峠。三陸を思い出すような、それほど辛い道のりだ。なんか足つりそう…
正直少しなめてたよ、伊豆半島殿。あなたは立派な半島です。認めますんでこの坂を何とかしてください
。もう泣き言しか出てこない。やられました。
地図では賀茂村になっているけど、おそらく合併したと思われる伊豆市に入り、宇久須という街にキャ
ンプ場があったので、今日は風も強いしここにしよっかなぁ。
とりあえず燃料が無いので自炊ができないからコンビニで食料を調達していざキャンプ場に向かうも閉
鎖であえなく断念。今の時期キャンプ場に期待するほうが間違ってましたよ、えーえー。
しょうがない、当初の予定どおり恋人岬に向かう。ここにはパーキングエリアがあるのでテントくらい張
れるだろうと計画していたのだ。
そかしここでも峠が待ち構えていた…しかもトンネル登ってる。これが相当なダメージを与えてくれるん
だよね。
16時過ぎに恋人岬に到着。パーキングから岬までは700mくらいの道のり。
行ってもカップルばっかりだろうし、なんかむなしさに襲われそうだったので行かないつもりだったけど、
夕日が綺麗そうだし、丁度観光バスも来て、これに混じっていけばいいやって、結局行くことに。
目的は写真だ、ウン。と自分に言い聞かせるように歩く。
時間的に日没ギリギリ。間に合えばいいな〜と、テクテクテクテク。ここも坂がしんどい…
結局間に合いませんでした…水平線近くに雲があってそこに隠れちゃった。でも夕焼けは美しい!うっ
すらと富士山も見えるし、こりゃ来て良かったな。
途中若いカップルが来てとても幸せそうだ。それを見てたらやっぱりちょっと場違い&ブルー。
岬に来た素敵なカップル。メッセージボードが沢山有りました。いつまでもお幸せに。
恋人岬って新潟の柏崎にもあるんですよ。ここにも同じようにカップルが集い、メッセージボードにをくく
りつけて行く。
あれだけの人の中で今も一緒にいる人ってどれくらいいるんだろう?多分ほとんど別れ…っと、これは
私のヒガミに過ぎないのかw
17時になるとお店も閉まり、18時頃には誰もいなくなったのでテントを張る。お店の軒下にテントを張っ
っているんだけど、途中で関係者らしき人が来た。
だけど、気づかなかったのかそのまま行ってしまった。いや、おそらく気づいていたんだろうけど。
明日はようやく伊豆半島を抜ける予定。多分最後まで坂に挑戦することになると思うけど頑張るぞ〜!
距離も若干長いので早めに起きなきゃなぁ。
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